天然記念物が生息する湯原温泉「湯快感 花やしき」に泊まったら、目の前でクラシックカーが大集合[宿泊記]

湯原温泉

本日泊まるのは、岡山県の湯原(ゆばら)温泉。
立地的には鳥取県との県境で、鳥取県民の方がアクセスがいいんじゃないか?ってくらい岡山県のはずれのほうにあります。

湯原温泉には2つの名物があります。

オオサンショウウオ

ひとつは、国の天然記念物「オオサンショウウオ」が生息していること。

温泉街を流れるこの旭川に生息しているらしい。

湯原温泉では別名のほうが浸透していて、ハンザキとも。
ハンザキとは=半割(ハンザキ)で、半分に切られても生き延びるといわれる再生能力の高さから呼ばれているそう。ちなみに夜行性なので、野生のオオサンショウウオを発見するのはほぼ不可能とのこと。

足元湧出温泉 砂湯

そして、温泉好きにはたまらない足元湧出の温泉があること。

足元湧出温泉とは、一度も空気に触れずに地面から湧き出てくる生まれたての超超フレッシュな温泉のこと。天然温泉の極みみたいなものです。

しかも砂湯と呼ばれるこの温泉は、公共の露天風呂。無料で24時間いつでも利用できるという驚きのシステムなのです。

1955年発行の旅行誌の「露天風呂番付」では、西の横綱を湯原温泉と格付けされたほど。

湯快感 花やしき

レンタカーで予約した湯快感 花やしきへ。

湯原温泉に到着したときから賑やかな温泉街だな〜と思ったけど、宿に到着すると賑やかというか騒がしさがちょっと異様・・。

宿の方に駐車場を尋ねたら、目の前に無料の公共駐車場があるのに、徒歩10分くらいの駐車場までの移動を申し訳なさそうにお願いされました。(宿のバンで送り迎えしてくれましたが)

Vecchio Bambino

宿の前の駐車場には、素人でもわかるくらい高級な世界の高級クラシックカーがずらり。
どうやらベッキオ・バンビーノというクラシックカーイベントの1日目ゴール&2日目スタートの地がここ湯原温泉、そして参加者の宿泊はお隣のホテル「湯原国際観光ホテル 菊之湯」で開催中とのことでした。知らなかった・・。

大会名称のVecchio Bambino (ベッキオ・バンビーノ)とは、
イタリア語で子どもの心を持ち続ける大人・永遠の少年を意味します。

岡山県内各地を舞台とした日本最大規模の2dayクラシックカーラリー。訪れる地域の方との観光交流と賑わいの創出、被災地の復興支援・交通事故遺児の就学支援を目的としたイベントとして開催14年・24回大会を迎えます。

Vecchio Bambino 2024 Autunno HPより

客室から2日目スタートの様子を見学。なかなかの特等席でした。
いやー、とてつもない高級車&レア車だらけで面白い体験をさせてもらいました。

ちなみに会場の駐車場出入口は、わたしたちの客室ど真ん前。遮光カーテンとかはなかったから夜通し警備員駐在&警告ランプが照りっぱなしで、深夜まで外はずっと光が騒がしかったです。

館内、はんざきだらけ

きっとここだけじゃないと思うけど、館内はオオサンショウウオだらけ。

オリジナルの「はんざき女将が」お出迎えしてくれました。

この建物自体かなり年季はたっているようですが、リノベーションはこまめにされているようです。

お土産物も、半分以上がオオサンショウウオ関連のもの。

リアルっぽいのは暗闇でみたらちょっとビビっちゃうかも。

5階客室

旭川を眺める5階の客室に案内されました。10畳の和室です。

すでにお布団がひかれていました。

日本の懐かしい旅館の風情というところ。

水回り系は新しく設置されキレイでした。でも面白いというか不思議な場所にあるこの洗面所、おそらくだけど押し入れを半分つぶして設置したみたいで。扉が押入れと共同でした。

水回りをリノベーションしたため、キレイだけど立地的にちょっと使いずらいところが多かったのが、宿のHPではわからなかっった難点でした。

お茶菓子ははんざきサブレ。

めっちゃかわいい♡

夜、お隣のベッキオ・バンビーノ御一行さんの宴会というかチャリティーオークションの大歓声が聞こえてきたり楽しそうでした。

いつもとはちょっと違う雰囲気の湯原温泉郷だったのかも。