温泉につかって、美食に舌づつみ♪ なーんて冬ごもりにぴったりの温泉宿に泊まってきました。
船山温泉
最寄りの駅からも高速からも近い、電話でも車でも便利な場所でした。
高速道路を降りてからの道のりは、のんびりした田園風景で、すぐそこに温泉旅館があるとは思えない普通の田舎道です。富士川に合流する小さな川の上流に進んだ突き当たりに船山温泉はあります。
このエリアにたったひとつだけの宿、温泉名が宿の名前になっているほどです。
川沿いの立地、これ以上は行き止まりの場所に宿があります。すぐそばの川は上流の澄んだ水質で、それを利用してクレソンの栽培がされていました。
ちょっと地味め?って最初に感じた外観は、この中が見えない玄関の自動ドアが開いた瞬間、いい意味で裏切られた!
子供と大人数グループはおことわりの宿
ここは小学生以下と7名以上のグループはおことわりされてるそうです。
そのためか、中は旅館というより、館内全体にプライベート感があって、ゲストが個人個人きままに過ごせる「どこでもお好きにどうぞ」的な自由な雰囲気がありました。
重厚な玄関が、外と内を遮断する結界のようで、お籠りステイがはじまる合図みたい笑
お籠もり旅館は、おひとり様にもおすすめ。こちらの↓男の隠れ家 2022秋 別冊に、船山温泉がおすすめとして取り上げられています。
このあたりにアトリエを構える地元の作家さんの作品が飾ってあるソファーのあるサンルーム。
子熊に出くわしたり。
ワンフロアに一箇所づつ、コーヒーやハーブティのセルフフリードリンクコーナーがあります。
ドリンクをそのまま部屋に持ち帰ってもいいんだけど、ライブラリーで読書ついでにストーブにあたりながらほっこりもできた。
ちなみに別料金だけど、ワインに力をいれているらしく、食事の時間以外でもグラスで好きなものを買って試飲ができます。立派なワインセラーもあった。
広めの和室・ローベッドの客室
泊まったのは、宿で一番広い12畳和室の部屋です。
ソファとマッサージチェアがあります。
ここにチェックインする直前に、ここから車ですぐの未延山へハイキングしてきたので、翌日は筋肉痛になったほど足はパンパンでした。マッサージチェアのおかげでだいぶ助かった〜。
窓からの景色は庭園ビュー。これが緑鮮やかな季節でも美しいのだろうなと想像できるけど、この冬の枯れた景色もまた風情があるってもんです。
お布団敷きのようにも見えますが、実はローベッド。到着と同時にだらだらできるし、お布団敷きにもやってこないのでチェックアウトまで気ままに過ごせます。
ちなみに船山温泉は、13時チェックインが可能で、翌11時チェックアウトまでなんと22時間滞在が可能なんです。
クローゼットや冷蔵庫含めたミニバーなどがひとつの家具にまとまってます。
全12室の客室は、すべて2階に。ちなみに私たちの部屋は207号室。なぜ広い部屋にしたのかというと、そこしか空いていなかった・・。
客室フロアのフリードリンクコーナーは、ハーブティが多め。もしフリードリンクが物足りないと感じてもビールを含めた自販機がありました。
ここのコーナーには他に、加湿器の替えタンク(こういったサービス初めて見た)や枕バーなどもありました。
24時間いつでも温泉三昧
一番楽しみにしていた温泉♪
ここは露天・内湯・貸切・寝湯などなど6つの温泉が楽しめます。しかもどこかは必ず入れる24時間体制。内湯なんかは特に広々していて、とても12室のゲストだけの温泉とは思えない。ゼータクなんです。
温泉からの眺めは、上流ならではの清流。紅葉後の落ち葉がふかふかに敷かれている様子から、秋の紅葉が絶景なんだろう。(写真は貸切風呂からの眺め)
対岸も地面にたくさんの落ち葉。これ以上先には何もないので、最低限の目隠しのみの解放感のある景色です。きっと紅葉の秋の宿泊予約は争奪戦なんだろうなあ・・。
温泉でハイキングの疲れを癒す〜。肌がしっとりするし何より温まるので、何度も何度もしつこく入る!
寝湯は男女入れ替え制で、夜に入ってきました。ずっと寝転がってものぼせないのが良かった。
貸切風呂のパウダールームには贅沢にもダイソンのドライヤー。もちろん大浴場もすべてドライヤーはダイソンです。
あとは、シャンプーバーがあってLUXとかDaianとか好きなものを持ち込めるシステムになっていました。アメニティも充実してて手ぶらでも大丈夫なくらい。
スタッフも干渉しすぎず、個人個人できままに館内を過ごせるのが大人の宿だなって思います。