井倉洞で予想外の待ち時間(約45分)が発生したため、急いで次の目的地「済渡寺」へ。(お寺さんなので16:00に閉まってしまう)
車を走らせますが終始のどかな道中、途中からは何もない山道になります。そんな人里はなれた場所にぽつんと。
ちなみに駅からも遠く公共交通機関もないため車がなければタクシーで30分ほどかかるそうです。かなり不便なところです。
済渡寺
お寺の駐車場に着くと、お参りに来た方々がたくさんで人気の高さが伺えます。弘法大師が建てたとされる済渡寺、参拝者のお目当ては鳥居の景色です。
白い鳥居と白龍殿
古くからこの土地に伝わる「法曽焼」といわれる陶器製造技術をもたらしたといわれる白龍様にちなんだ白龍のような白い鳥居がずらっと78基並ぶこの風景。
この鳥居がSNS映えすると話題で近年大人気なのです。(雑誌掲載も多数)
鳥居は令和3年5月にできたばかりで美しい限り。屋外にさらされているにも関わらずお手入れがきちんとされているのがわかります。
遊歩道も白く清々しいのですが、ゴミひとつおちてませんでした。
岡山県のシンボル桃がちょこん。
11,000株の紫陽花
済渡寺のもう一つの名物は紫陽花(あじさい)。
初夏には寺の前の田一面に花菖蒲(約5,000株)やアジサイ(約11,000株)が咲き誇る桃源郷のような世界みたいです。
あいにく10月なので・・紫陽花の花のかわりに金木犀が咲き誇っていました。いい香り。
白龍様をお祭りしている「白龍殿」。この裏にはお墓である塚があります。
星形の印(セーマン)と格子状の印(ドーマン)があるので陰陽道と何か縁があるのかもしれません。
高台にある御本殿と、御朱印をいただきに社務所へ。
社務所に伺うと先代住職の奥様がいらっしゃいました。
とても明るく元気で優しい方!
少し遅れて入られたもう一組の方々も混ざり、少し雑談からちょっとしたお話を。といっても堅苦しいものではなくてみんなで簡単なゲームみたいな感じ。でも「なるほど」と思った面白い気づきでした。
奥様はもともと東京の学校で教師をしてらしたみたいでお話もひきこまれます。しかも会話のなかの東京の地理もとても詳しく盛り上げ上手。
話してるだけで引き込まれる魅力の持ち主でした。
御朱印
御朱印は4種類から選べ、白龍殿の御朱印をいただきました。
この素敵な場所をいつも綺麗にお手入れくださってるお礼に、お守りもいただければよかったかな〜って今更後悔。
もし行く事があればぜひ御朱印やお守りを授かりに社務所に寄ることをオススメします!