洗練された冬フラノフレンチ、オーベルジュのフラノ寶亭留。コースディナーと&朝食[宿泊記]

フレンチコースの夕食もフラノ寶亭留(ホテル)の楽しみのひとつです。まずは食事を楽しまないとフラノの夜がはじまらない!

夕食は宿泊客のみ。なので館内着の作務衣に「羽織」を重ね着すれば、フレンチレストランの気取ったドレスコードから開放!された格好で食事を楽しめます。

キリッと着こなしたウェイターの方々とのギャップもややありますが、気取らずリラックスしながらの食事はここのレストラン&宿泊者の特権です。

前回とほぼ同じ時間のスタートです。日没の様子を見ながらの夏でしたが、冬はもう真っ暗です。

フラノフレンチ スタート

館内着でフレンチ

他のテーブルにはおひとりさまも沢山いらしてましたが、羽織を着て肩の力が抜けたこの雰囲気なら「ひとりレストラン」が苦手な私でも気兼ねなく楽しく食事ができそうです。おひとり旅、羨ましい・・。

予約したのはスタンダードな10,000円のコース。この価格を考えるとトータルパッケージの宿泊費は決して高くないと感じます。

ワインも地元のワインも含め決して高くない。本物の切り株に盛られたアミューズにサワラの前菜。

玉ねぎとホタテのスープ、ゆり根入り。

お魚はカスベ、あまり馴染みがない魚でした。冬が旬で北海道以外ではあまり出回らないそうです。実はエイヒレの原料で淡白と思いきや濃い旨みがありました。

ここまで食べ進めてみて、夏のコースと違い体が温まるようなメニューに感じました。ソースも美味しいので炭水化物の塊でもあるパンの消費もはかどってしまいます〜。

予約時のリクエストでお肉は変更

次はお肉ですが、1点あらかじめレストラン側にインフォメーションしていました。

実は小さい頃、肉嫌いな子供でした。大人になり克服したものの肉全般が全て好みではありません。当日まで何の肉を使うのかわかりませんが、本格的フランス料理なので念のため予約時に「ジビエは苦手」とリクエストしていました。

そのため私のお皿はフィレ肉に変更してくれていました。ありがたい!

主人は通常どおり滝川産鴨肉のソースがけ。鴨肉でも(ジビエ扱いで)変更するのかなあ?と思いましたが、一口づつ交換して食べ比べしたら納得のコクと旨みでした。

当然ながらフィレ肉のステーキ最高です♡

デザートはモンブラン。最後まで冬のしっとりメニュー、重めのワインがとっても似合います。ビールじゃないな。

パティシエもいらっしゃるから最後まで抜かりないです。

部屋に夜食が届きます

食後しばらくして部屋に届いたのはお漬物とちまき。

ちょうどつまみが欲しい「酒好き」には嬉しいお夜食サービス。お漬物をアテに部屋呑みでのんびり。ちまきも旨みと味付けの効いてます。

朝食は和食or洋食

2つのメニューから選べ、前回は洋食を選びました。今回も迷うことなく洋食を選びます。だってここはフレンチレストランですから!

洋食セット

メニュー構成は前回とほぼ同じです。でもみんな大好きな定番のものばかり。チーズは、ふらの牛乳のカマンベール。朝ここで食べてしまうと帰りに買いたくなるんだよな〜。

野菜サラダも斜めからみるとこんなに山盛り。

手前はフラノ牛乳のミルクジャム。

焼き立てパンはサーブしてくれるもの以外にも、カウンターに食パン系が数種類用意されています。それを焼くトースターはバルミューダでした。

他にもスムージー、濃厚なトマトジュース、ふらの牛乳など。カウンターからセルフで選びます。

オーベルジュっぽいホテル

レストランに宿泊施設があるのがオーベルジュです。そういうとこじんまりしたものを思い浮かべてしまうけど、フラノ寶亭留はそんなオーベルジュの感覚に近いと思いました。

オーベルジュなのに東京ドーム2.5個分の敷地を有してるけど笑

宿泊プランには素泊まりや朝食付きのみもあるけれど、オーベルジュ的ホテルを堪能できる2食付きのプランが絶対におすすめです。