お食事がいちばんの高評価。旬の食材、器までも品よく。茜彩庵 山水での夕食・朝食[宿泊記]

館内や貸切風呂もすごくよかったのですが、ここ「茜彩庵 山水」を選んだ一番の理由はお食事の口コミがめちゃめちゃ良かったからでした。

メニューは月がわりらしく、季節の食事を楽しみにしているリピーターさんが多いとか。楽しみです!

夕食

夕食はエントランス階でいただきます。個室になっていて扉も閉まり、プライベート空間になるのが気楽でよかったです。

最初から巨大な器がやってきました。最初の盛夏八寸は2人前を大皿に一緒に盛り付けてインパクトと期待値が大です。
シルクサーモンの味噌焼きと万願寺ピリ辛土佐煮、南瓜カステラと枝豆など。

プランの特典

予約した「プライベートスパ貸切付きプラン」には、夕食時の特典も盛りだくさんです。
食前酒がサービス。懐石料理についてくる小ぶりな杯でなくて大きめなのが嬉しい。(↓白い杯)

食前酒の手前にあるシャンパングラスには、焼きとうもろこしのすり流しです。中にオクラと山葵がトッピングされていました。

さらに!
庵主おすすめの地酒飲み比べセットも。呑みごたえのある量だったので、私の夕食時のお酒はこれで済んでしまいました。(主人は追加オーダーした)

お造りは、大イワナの昆布〆め、とまと醤油でとのこと。たしかに優しい酸味と相性が良かった!食器とのバランスもキレイ・・。

鰻とズッキーニの博多焼き。焼いたうざく風の組み合わせか!

箸休めは、お豆腐の旨出汁ジュレです。

上州和牛の炭火焼き。こちらも2人前を大皿に盛り合わせ。
器はこのあたりで採石される三波石(さんばせき)の板石とのこと。採石地の三波石峡は、現在は天然記念物として保護されているので採石は禁止されているそうです。

煮物は、もち豚饅頭玉ねぎ餡。

酢の物は、赤城鶏水晶みたて ナッツ酢。
全体を通して、見た目も美しく美味しく。そんなメニューでした。

名物 麻婆茄子ごはん

最後の最後で絶品メニューが・・!

炊き込みご飯の上に麻婆茄子がのった、山水風 麻婆茄子ごはん。ちょっと不思議な味で山椒がピリリと効き、出汁のきいた炊き込みごはんとの相性がばっちり。いわゆる麻婆丼とは違う初めてのお味でした。

炊き立てはお茶碗一杯分くらいしか食べれなかったので、残りはおにぎりにしておいてくれました。

お椀は「とっちゃ投げ汁」という群馬のすいとんみたいな郷土料理だそうです。

最後のデザートは、冷たくて濃厚なプリンでした。

隣の個室の方はリピーターさんらしく女将とお話が盛り上がってました。口コミもそうだしリピーターが多いのも納得。これだけの素敵な懐石料理が楽しめるのなら、宿泊料金は決して高くなく月替わりで通いたくなるのもわかる気がしました。

朝食

前日の雷&スコールのお天気も少しは持ち直して、ようやく青空が見えてきました。

空が水面に映り込む美しい景色。
山水のあるこの場所はもしかしたら神流湖の特等席じゃないのかなと感じるくらい良い眺めです。

朝イチのためにとっておいた客室冷蔵庫のコーヒー牛乳(無料サービス)をおめざがわりにぐびっと。

朝食も昨日と同じ個室でいただきます。

夜だとあまり堪能できなかった絶景見ながらの食事、んーさわやかだ!

朝も素敵な器使いです。
赤ピーマンが逆さになってる「変わり小鉢」がカワイイ。

朝食の時間に合わせて炊き上がった土鍋ごはん。メニューにはごはんのおかずも多めだったから2人でペロリと平らげてしまいました。