2020年7月に宿泊してまいりました。
ヴィンテージ建具を上手くリノベーションした和室
全5室ある招月楼の部屋は全て間取りが違うそうです。古い間取りと現在の過ごしやすい客室の間取りは違うので、現代に合わせたらきっとそうなるのだと思います。
共通しているのは、客室に火鉢があることだそうです。あいにく7月なので体験はできませんが・・。
一見すると、普通の和室にみえますが、旅館の長い歴史の中で使っていたものを上手く使っていてとっても深みのある部屋でした。
左のふすまは飾りで開きません。今は壁として塞いでいるようです。彫りのデザインの凝った欄間とか、ふすまには古い巻物の書簡が貼ってあったり時代物を再利用しています。
なんとか巻物を解読しようと思いましたが、達筆すぎてムリでした。
床の間と、刀を置く台「刀掛け」が飾ってありました。(お好きな方にはコスプレ的になかなか良い背景)
国登録有形文化財の部屋と言っても、天井にビルトインエアコンがあったり、トイレはウォシュレット付きだったり過ごしやすい設備は整っています。
古い客室にありがちな、ちょっと寂しい雰囲気などなく気分の上がる過ごしやすい部屋でした。
窓からは、川向こうにある本光寺が見えます。
そして、窓すぐに迫る紅葉は旅館の玄関先に植えてあるもです。
かつてのご主人が異なる種類の紅葉を挿木したものだそうで、一つの幹から(たしか)5種類の葉の形が生える立派なもの。今の季節が一番違いがわかる季節で色が微妙に違うのがわかるのだそうです。
火鉢のある部屋
私たちの部屋は2つの部屋で構成されています。左手はメインのお部屋ですが、まっすぐに2段階を上がった先に火鉢のある部屋があります。
今は7月なので物足りないですが、冬には実際に暖を取れるそうです。この部屋はメインのお部屋と離れているので使い勝手が難しそうです笑
各部屋間取りが違うので、それぞれの部屋で火鉢部屋の使い勝手や利用方法が違うのかもしれません。ちなみにお部屋のリクエストは予約時にできるそうです。(私たちはノーリクエストでした)
ステキな洗面台。
アニメ「君の名は。」を巡るウワサ
「君の名は。」の主人公の三葉ちゃんの住むのは架空の町ですが、飛騨がモデルです。岐阜は、君の名は。グッズが多いです。
実は八ツ三館の客室について、劇中にもう一人の主人公、東京在住の瀧くんが泊まった宿の部屋のモデルになったとか・・ネット上で噂になっています。聖地巡礼の場所としてピックアップしている方もいいらっしゃいます。
「みつは」と「八ツ三」・・・。
ちなみに図書館のモデルは飛騨古川図書館だと言われ、八ツ三館からは歩ける距離。
映画も見たのですが、旅館全体というよりは部屋(特に窓際)が似ているかな。旅館のパブリックスペースは全く違いますね。
先にも綴ったように、八ツ三館は一部屋ごと違う間取り&デザインなので、もしかしたらどこかに存在しているかも。残念ながらこの部屋ではなさそうです。
飛騨市からの宿泊者へ、商品券のプレゼント
部屋には宿泊者へのプレゼント(7月上旬時点)がありました。ひとり1000円分のプレミアム商品券をいただきました!
地元の方も利用している商品券なので、かなりのお店で使えました。私は「道の駅」で地元の新鮮野菜を購入させていただきました!
ちなみにふるさと納税でも宿泊できます。
岐阜県飛騨市古川町向町1-8-27 / JR高山本線飛騨古川駅から徒歩6分、東海北陸道清見ICより車で25分