饗家では、ゆったりと温泉に入るという温泉旅館としての過ごし方も凄すぎました!
新平湯温泉
もともと温泉湯量が豊富なほうで、周辺の温泉旅館もぜいたくに掛け流しの温泉が多い印象の新平湯温泉。 おかげでこのあたりの旅館は温泉を贅沢に掛け流しにしているところばかりです。
温泉の質も良いので湯治するには本当に良い温泉地です。
いくつか泊まりましたが、提供の仕方も気分も贅沢にしてくれた温泉浴場は、今のところこの宿がトップかもしれません。
温泉は貸切風呂のみ。タブレット管理
饗家での客室は5室です。
そして大浴場と呼ばれる共同風呂はありません。そのかわり全て貸切の温泉が4つあります。ここまでならちょとちょこ見かけるのですが、すごいのは貸切温泉の仕様です。
4つ全ての貸切温泉では、シャワーのある洗い場のある屋内の内湯と開放的な露天風呂の二つがセットになっている共用浴場さながらの贅沢なお湯の使い方をしています。
そして、予約は不要。空いていたらいつでもはいることができます。
その空室情報は、チェックイン時に渡された宿内専用のタブレットで確認することができるので、無駄足をはこぶこともありません。
このシステムのおかげで他のお客さんと顔合わせることも少なく、温泉宿なのに自分の世界だけにどっぷりと浸かってリラックスできるんだと思います。
ちなみにチェックインすぐは争奪戦。「空いた!」と思って急いでロビーに降りたら(鍵がロビーにある)一足先を越されてしまったことが1回ありました。
一番好きだった「陶の湯」
4つのうち、2つは客室のある本館、残りはレストランのある山草庵に行くため一旦外にでます。
このちょっと不安になる顔つきの蔵の扉の先がレストラン。開店までは閉じられています。
途中に水分補給のできるカメがひっそりありました。
パウダールームには、マッサージ機が。どうりでみんな入浴時間が長かった訳だ笑
ほかのお湯処には、全身のマッサージチェアなんかもありました。
内湯が陶器の湯船なので「陶の湯」。外に露天風呂が見えます。両方ともたっぷりと湯が提供されています。一人のためだけにたっぷりと、贅沢だなあ。
露天風呂はおそらく宿の湯船では一番大きいかなろいう感じ。ふつうに4〜5人入れそう!
景色は山々が近くに見え、この日は雨上がりの天気いだったので山の低い位置に霧がかかっていました。コロコロと変わりやすい山の景色を眺めていると時間が経つのも忘れます。
夕暮れはちょっと曇りで残念。
本館の二つのお湯処はちょっと狭めですが、それぞれ趣向を凝らしていて楽しいし、夜なんかは小さい露天のほうがなんか安心する。
ヒノキの湯は、壁も床も湯船もヒノキで良い香りが充満していました。
朝の気持ち良い日差しが差し込むこの景色も最高だあ・・。