漁師のふぐコース「波香の宿 さだや」。フグ解禁の日間賀島は、民宿探しが楽しい[宿泊記]

10月からのフグの解禁、さっそくフグを満喫するため日本でも有数のフグの名産地「日間賀島」へ一泊してきました。(2021年の宿泊記です)

漁業関係と観光で成り立つ小さな島です。宿泊施設は小さな民宿からツアー客も受け入れる中規模のホテルがあります。ただホテルは団体ツアーの方々が泊まるような感じもあり私にとってはちょっと情緒が足りない感じ。

民宿選びはレストラン選び

ならばと、民宿もたくさんあるのでそちらに泊まることとしました。ふぐが目当てだと宿泊=ふぐ料理に直結するので、さながら民宿選びはレストラン選びのよう。

じゃらんに日間賀島の民宿ランキングの特集ページがあったので参考にさせてもらいました。

ご主人のカラーが民宿にも反映されていたりそれぞれ民宿は個性的です。それと夕食のふぐ料理コースのクオリティによっても値段の開きが結構あるのでかなり迷いました。なんといっても良さそうな民宿があっても満室というパターンが多くて。

数日悩んでいたら、満室だったけどチェックしていた民宿に空きが出て無事に予約をすることができました。もし満室でもキャンセル空きの可能性ありです。

アットホームな全3室の宿

予約したのは、3室だけのちいさな民宿 定屋(さだや)です。「漁師の料理」をコンセプトとしているようで、「上品」というより「豪快」なフグ料理が味わえそう。

玄関先には、お魚を狙ってるのか散歩コースなのか猫ちゃんが入り口にいて、よそ者の私たちは色々チェックを受けなければならなかったのであった。

香川県の直島でも感じましたが、港と猫がセットの風景が島のお約束のよう。

館内設備が新しめの民宿

長年営業してきた昔ながらの民宿スタイルを2013年に全面リニューアルして和モダン風に、設備も新しいものに生まれ変わっているそうです。一歩入った印象は新しく清潔感にあふれていました。

伺った時期が秋の終わりくらいだったのでいち早くツリーが飾ってありました。

1階は全てお食事処で客室は2階にあります。

部屋は3室のなかで一番広い「なつぞら」という8畳の和室のある部屋。(そこしか空いてなかった)

自宅にいるような気分の部屋。窓からの景色は遠くにうっすら海が見えますが、基本的に民家のなかの宿なので期待はしないでください。

でもよかったのが、部屋の中にトイレ(新しくて綺麗)と洗面台があったこと。これらを合わせるとかなり広い専用スペースです。全面リニューアルだから隅々まで新しめで気持ち良い。

浴衣があったのだけど、タコとフグの柄ちょっととぼけてて笑いを誘う笑。特に宿名がプリントされてなかったから、これ日間賀島の共通のものかな??

ちょっと気の利いたお風呂

お風呂は共同になります。2ヶ所あって入る時は貸切になります。セルフで札を掲げる。

昔の民宿の面影を残したお風呂と、陶器の浴槽の新設のお風呂。温泉ではないけど陶器風呂はにごり湯になっていました。

夕食中にお布団をひいてくれてました。なんかチョイスがますます自宅感っぽい!