昭和10年創業 蕪水亭
蕪水亭では「離れ特別室 一水(いっすい)」に泊まります。
離れ特別室 一水
全3室のうち、特別室以外は、蔵をリノベーションした和風メゾネットタイプの部屋のようです。中は見てないけど間取り図を見ると現代的な個性的客室のようでした。
それにくらべ、一水は歴史の重みのも感じる純和室です。
これが玄関、客室の玄関っぽくなく、料亭の個室といったほうがしっくりする感じでした。でもちゃんと鍵がかけれます。
1つの部屋に3間もあります。まずは、床の間のあるメインの部屋と・・・
その控えの間みたいなお部屋もありました。ふすまを外すと広い部屋になりそうです。細々としたお茶やアメニティやクローゼットかわりの衣桁(いこう)があります。
ここはもともとは囲炉裏があったようで天井には名残がありました。
床には囲炉裏の蓋となる畳は敷かれていたのですが、きっちり塞がっていたようでもなかったので、もしかしたら今でも使えるのかもしれません。
特別室の眺め
景色はお寺と山しか見えず令和とは思えない景色!昭和10年くらいから創業しているようなので、昔とさほど変わらない景色なのかもしれません。
数々の文豪や有名人が泊まり見た風景だと思うと、非日常感も強くなります。
この二間だけでも十分なのですが、3つめの部屋はまだまだ奥に続きます。
お風呂はびっくりの大きさ
長い廊下の途中には、トイレとお風呂が途中あります。両方とも新しい設備で不便さはまったくありません。
特にお風呂は個室のお風呂と思えないくらいデカい!これ大人数で合宿でもできるんじゃないの?
シャワーブースも2つあるし笑 しかも24時間風呂でいつでも適温です。残念ながら温泉ではありません。
調べてみたらここは8名まで宿泊OKのお部屋だそうです。合宿や家族合同旅行ができるな。
ベッドルーム
寝室は一番奥の和室はベッドルームになっていました。テレビや冷蔵庫などちょっとした設備もあってここだけでも十分過ごせそう。
アメニティ
作務衣タイプの館内着と、アメニティには基礎化粧品のセットも入っていて手ぶらで来てももOK。
飲み物のストックが豊富です。コーヒーには専用の湯沸かし器も設置されていました。
保温ポットが収納できる昔よくみたタイプの家具が。工夫がつまった便利な家具といまさら気づく。お湯注ぐのに両手使わなくていいのか〜。
自家焙煎しているコーヒーパックが置いてありました。こちらは一休.comダイヤモンド会員特典でもお土産でもらいました。
コクがあり深入りがお好きな方なんかは好きじゃないかなと思いました。おすすめです。
この部屋で良かったこと
和室が3つもある広い客室、しかもベッドルームのある和室がちょっと離れていたのが今回とてもよかったのです。
当時は東京オリンピック期間中。オリンピックに興味がない主人は早々に就寝。
この日、ちょうど昨年に宿泊した濁河温泉(高地トレーニングのナショナルトレーニングセンターがあるところ)で見かけた某アスリートが出場する日でした。
思いがけない地で見かけたこともあり、すっかり思い入れのある選手に。なのでいつもより熱く観戦にのめりこみました。
観戦中の部屋と寝室は、10mくらいは離れていたおかげで、私はテレビの音&部屋の明かりを遠慮する事なく思う存分観戦することができました。
普通の客室だったら音で揉めて喧嘩ものだったわ!
大浴場(共用)
共有の大浴場もありますが、残念ながら蕪水亭は温泉ではありません。各部屋にお風呂は完備していますが、部屋タイプにより小さめのところもあるそうです。
しかし蕪水亭のお風呂は大きめの立派なお風呂です。部屋のお風呂でも十分なんだけど一応大浴場も試しにいきます。
お風呂の手前には、薬草茶がセットされていました。生ハーブも調合されていて薬膳料理の宿としてのこだわりを感じます。
お風呂は、利用時に鍵をかけて貸切で利用できます。お部屋のお風呂より二回りくらい大きいお風呂です。貸切なのでこちらもゆったりできる木のお風呂。
一水に宿泊するなら、お部屋のお風呂で十分かな。