電気不通の秘境の宿から向かったのは、違った意味でワクワクする、趣がガラリと変わった奥飛騨の旅館です。
奥飛騨には何回も伺っていて、いつも車で通る道沿いにあるみたいなのですが、看板がなければ民家かと見過ごしてしまうような控え目の外観です。
玄関先も旅館にはあまり見えなくて、でも主張しすぎない品の良さを感じました。
今回はチラ見せ紹介です
さて、この宿からのお願い事がありまして。
いつもとはちょっと違う紹介に留めようかと思います。確かに大きなことから小さなことまでワクワクした滞在になったのは確かです。
サプライズのネタバレされたらがっかりしますもんね。
小さな玄関を上がると、畳のフロア。外観から想像していた以上に中は広いです。
チェックインは、囲炉裏でのお茶菓子をいただきながら、タブレットを渡されのムービーで館内のご案内を受けます。最低限の接触を配慮したのか、インバウンド向けなのか、初めての経験です。
そしてそのタブレットはそのまま部屋に持ち込み、更に滞在のさまざまなサービスに役立つのでした。
その一つがリアルタイムで貸切温泉の利用状況がわかるシステム。
このおかげで5室の小さな旅館なのですが、滞在中はお客さん同志の存在感を感じすぎない絶妙なリラックス感が得られたのでした。
ひとり旅の利用なんかにとってもいいと思います。
飛騨家具の良さ
ロビー、パブリックスペース、客室などには地元の飛騨の家具や木工製品が使われていました。
良い木を贅沢に使った厚みのある飛騨の家具、ずっと使える素材と仕立てに実際に使ってみてさらにいいなあと思いました。ちょっと高級品だけど・・・。
売店にはご主人がセレクトした地元の職人さんの器や木工製品、家具が並んでいました。
明るい日差しの差し込むこのスペースが結構好きでした。
最近は若めの職人さんがどんどん発信されて小さい工房もいくつかあるみたいなので近くに寄った際にいつか立ち寄ってみたいなあ。
館内、びっくりするくらい他にお客さんに会わないんだよね。