船山温泉にチェックインする前に身延山に行ってきました。宿についたら速攻やってきた筋肉痛で階段の上り下りがツラすぎ・・。
船山温泉からは車で15分くらいのところにあります。
身延山
山といっても、自然だらけの山とか違い、久遠寺というお寺さんが身延山を総本山としているので、ぽつぽつと施設が点在する巨大な参拝処のようなものでした。
まさかひとつの寺院の敷地がこれほど広いとは目の当たりにするまで思っていませんでした。そして予想外の過酷なトレッキング・・。
287段の大階段(菩提梯)
三門という久遠寺に一番近づいた門をくぐると、見えてくる大階段。立派な樹木に囲まれその全貌がまだ見えない。
近づいて大階段の高さと勾配に絶句・・。人がミニチュアのようだよ?!
階段の一段としてはかなり高くそして幅は靴ぎりぎりくらい狭い。ここは・・宝塚歌劇団の大階段を想像して気分を紛らわそう・・。(もしくは蒲田行進曲)
しかし登り切っても帰る時には下らなければならないと思うと、登るモチベーションもダダ下がり。
結局、この階段だけで25分もかかってしまった・・・。
この階段が無理という場合は、左右にある2つの坂道を行くことができるとか。急なのが男坂、それよりなだらかなのが女坂、らしい。
それでもこんなヘビーな場所に、おじいちゃん・おばあちゃん来れないじゃん!
と思っていたら、裏手にある有料駐車場からだとスムーズにここまで来れる専用エレベーターがあるんだって・・。
お寺は、どちらかというと一般の方が観光(歴史的寺院とか重要文化財など)で行くような感じではなく、檀家さんなども多めのよう。
身延山ロープウェイ
富士山がキレイに望めるという山頂までは、自力でコツコツ登ってもいいけど、往復ロープウェイという手もあります。
私たちは本気のトレッキング装備でもないし、船山温泉のチェックイン時間に間に合わせたいし、ロープウェイの登りのみの片道利用することにしました。
片道860円・往復1500円 約7分で763メートルを駆け上がります
先に言っておくと、帰りに徒歩で戻るのは思ってたより結構きつい!
ちなみに、ロープウェイデザインは、数々の電車を手がけた水戸岡鋭治さん。
なにやらお金の匂い・・がするような気がする。2021年の新型機なのでピカピカ。
あっという間に到着しました。頂上の展望台からは富士山もくっきり。目の前の川は富士川。
ロープウェイの奥之院駅 兼 展望食堂身延庵でランチを食べてから山を下ります。
食堂には水戸岡先生のパネル展示。
ラーほー
頼んだのは、麺はほうとう、スープはラーメン。トッピングは名物ゆばの「ラーほー」850円。
あっさりしていそうだけど、ほうとうは噛みごたえもあって、かなりお腹が満たされ満足できました。たくさんのゆばも産地ならではのたっぷりでいいねえ。
奥之院 思親閣
立派な杉に囲まれた思親閣にお参り。
ちなみに身延山は、ゆるキャン▲の聖地らしく、いたるところでコラボ商品や関連商品が売っていたり荘厳なお寺の雰囲気とカラフルな萌が共存していてなかなか楽しかった。
これは身延山だけでなく身延町全体でコラボされていました。聖地巡礼ってやつですね。
せっかくなので思親閣とコラボご朱印帳を手に入れてみた。
シンプルだけどちょっと素朴なのが、御朱印らしくなくて逆に目をひいたかも。盛り上げ加工されてます。
山道 東コースで下山
東と西の2ルートあるけど、今日の宿は13時チェックイン可能なお籠り宿。少しでも早く下山できる東のルートを時間優先で選んだ。
ちなみに西のほうが見どころは多そうな感じではあった。
ルートに進み始めると、ちょうど徒歩で登ってきた方々が山頂に到着する時間帯で、みんな本気っぽい登山スタイルと装具をしていることに驚きます。
なんだか自分たちの軽装っぷりが不安になってきたぞ・・。
・・予感的中。やっぱり気軽じゃなかった。勾配が急なジャリ道で小石で滑る!杖っぽいものが欲しい!
落ち葉と枝でさらに足元が滑りやすくなるところは、足を斜めに踏ん張って(体を横に向きながら)降りないと滑って落ちそうで、普通に歩けなかった。。。
一応、くま注意です。
下山までの時間は、公式インフォメーションどおりの2時間弱。足のモモとひざがツラ泣。あと常につま先が靴の中で圧迫されてたから爪がちょっと心配です←少し内出血してました。
ロープウェイに乗り合わせた、ご年配の方は徒歩で下山してないだろうか?無事にロープウェイで戻られたか?と、心配になりました。
東ルートの下山した印象は、前半はとにかく足元が悪くて歩くのに必死、後半は檀家さんの墓地でお墓参りのための道(車が通れる舗装された道)って感じでした。なかなか渋いトレッキング体験でした。