温泉
伊豆ホテル＆リゾート＆スパの温泉は、2種類の温泉（の入り方）がありました。
各部屋にある客室の露天温泉、そして大浴場的な位置付けの深湯温泉。
客室の露天温泉はすでに前回紹済みなので、深湯温泉での体験に触れていくのだけどなかなかな神秘的な体験でした。
きっと単純に温泉を堪能するなら客室温泉が一番です。（一般的に大浴場はやっぱり掛け流しでも消毒剤の影響は強めだと思うから）ここのホテルでもお部屋の温泉はフレッシュで最高でした！全室温泉付きです。
深湯温泉
そのような環境なので、「大浴場ならではの工夫」と、「東伊豆ならではの立地」でホテルもステキな体験ができる大浴場を用意してくれてました。
深湯温泉という深さ125cmの温泉です。でも単純に立って入浴するだけじゃないんだな〜。
深湯温泉は自然をまるで額縁のように切り取った開口部があり、更に入浴中は、お湯に景色が反射して自然に溶け込んだように感じるインフィニティ浴槽。
ガラス窓もなく自然をダイレクトに感じられ露天温泉に近い半露天です。
チェックインのときに渡された滞在のインフォメーションシートにこんなページがありました。
月の月齢表。
本日は逆三日月のもよう。
東伊豆、特にホテルのこの立地は街明かりの影響も少なく、星や月明かりが綺麗に見えるそうです。
特に晴れた満月のときは、月明かりが海を照らすこんなムーンロードが見えるみたい。（写真は全て公式から）
今夜は少し霞んでいたけど月はしっかり見えています。逆三日月なので月光はか弱いけど。
景色と溶け込みインフィニティに映り込む「空or海なのか温泉なのか」曖昧な深い青色の温泉に肩まで浸かり歩き進む感じは、なんだかどこかで見た祈りに近い儀式っぽくて・・ああ、「禊」みたいな感じだ。
誰もいない空間で私の浮つきがちな心も整ったし、足に強い水圧がかかって浮腫みにもいいし。心身に良い温泉体験でした。
夜は神秘的だったけど、日中は爽やかな景色。温泉の中には、椅子の役割になる段差があってゆったり座って入浴もできます。
男性用にはサウナがあったらしいけど女性用はなくて、その分洗い場スペースが広いみたい。
スパ前のリラックスルーム
温泉とスパのエリアには、湯上がりに利用できる部屋がありました。
スパの待合室も兼ねているリラックスルームで、ここも広い窓からの眺めが良いところです。そして冷蔵庫には各ドリンク類も無料で完備。
さっき整ったはずの私の心に煩悩が芽生えてしまった・・。
キンキンに冷えたミニ缶ビール。・・いただきます。。。
ここで迷いなく冷たい水だけ飲んで去っていく、そんな女に私はなりたい。。。
ホテルのスパ「Etoile Spa」で使用されているアロマの香りが漂う空間です。
レストラン WAVE
ダイニング＆バー WAVEでは、フレンチのディナーコースです。（ほかに和食か鉄板焼きも予約時に選べます）
夕食
夕暮れ時のスタートで、地平線にうっすらと利島が見えました。
この時はガスってたけど、MAPと照らし合わせると、三宅島・新島辺りまでうっすらと。
ドリンクはせっかくだから東伊豆の海洋深層水で仕込んだ地元のクラフトビール「ムーンロード」を注文してみました。
スルメイカのタルトからスタート。
魚介のサラダ。
エビのブイヨンのゼリー寄せとズッキーニのグラタン。
メインは魚と肉の2皿でてくるフルコース。魚のベニエと、
牛フィレのロティ。
食事中には敷地内で焼き上げるベーカリーショップから焼きたてパンがサーブされるのですが、さすが美味。つい手が伸びてしまい、お肉のお皿がでてくるまでに満腹になってしまった。
サクラアイスとババロアがデザート。
意外にも、レストランの食事は超超ベーシック。基本のフレンチを上品に仕立てた感じでした。美味しいけど、ここまでのホテル体験で感動しすぎたせいか、何だかより普通に感じてしまって（分量の意味じゃなくて）物足りないかも・・
朝食
朝のレストランは日差しがすごく爽やか。
メニューは、その場で和食プレートか洋食プレートにするか選べます。私は和食をチョイス、さらにそのメイン料理をだし巻き卵か干物焼きかを選べます。
このプレートの他にブッフェ台が用意されていて、前菜からご飯ものフルーツまで和洋ラインナップがずらり。
朝シャンもあったよ♡
朝からスパークリングワインなんて日本のホテルでは珍しい！
お味噌汁もあったけど、ミネストローネが美味しそうだった。メインプレートよりビッフェ台の方が楽しい！大人好みな珍味やイカの塩辛なんかもあって、朝からスパークリングと楽しんでしまった。
夕食より朝食体験のほうが好き♡
食いしん坊な主人の洋食プレート。彼は運転するので朝シャンはパス。
食後のコーヒーはテイクアウトできたので、部屋に戻らず水の流れるガーデンでコーヒータイムしてみました。
足湯ガーデン
中央の水盤エリア。
ずらりとならんだチェアの足元には足湯（温泉）になっています。
足湯しながらカフェタイム。（足湯用タオルも完備）
ここの水盤もインフィニティだから景色が瑞々しい。
実はリノベーションホテル
ひさびさに、「あ〜また来たいな」と思ったホテルでした。
「季節によって違う滞在が楽しめそうだな〜・・ん？デジャブ！？前にもこんなふうに思ったホテルが・・？？」と、あるホテルが頭をよぎりました。
フラノ寶亭留
北海道の「フラノ寶亭留（ホテル）」。ここも最初は夏に訪れ、のちに冬に再訪した大好きなホテル。まったく違うホテル同士なのに不思議と私の心に刺さるツボが一緒のような気がします。
今のとこ共通点は、「街に突然現れた唯一無二の絶景」かな？？
実はどちらも街や駅から近い場所にあるのに、チェックイン後は周りの雑音が一切なくなる絶景ロケーションなのです。
あ、あとオールインクルーシブ風というか、ドリンクやフードのサービスが無料なのも一緒。
そして、伊豆ホテル リゾート＆スパの方から聞いた驚きの共通点がありました。
以前は保養所だったところを、「リノベーションしてホテルをオープン」させたということ。
リノベホテルの面白さ
使われてない保養所を買い取って、新しくホテルをオープンする。
昨今、保養所というスタイルは廃れていて、かつ、良い景色の場所はすでに誰かに押さえられている、その場所が保養所だったと。
このホテルの立地が絶景だった理由が腑に落ちました。
これ、実はフラノ寶亭留もそうで、以前保養所だった建物と敷地をホテルに改装したそうです。でもどちらもホテルの中身は昔の面影は一切なくてどこか面白みがある。
何か一筋縄ではいかない驚きや個性的なところは実は、あるものを活かす・工夫するというリノベーションの産物だったのかも、と感じます。
思わぬ楽しさってそんなところにあるものかもなあ。今度来ることがあれば、まだまだ素敵な発見があるかもしれない。
古いものを再構築したリノベホテル、どうやら私のホテル選びのツボになるかもしれない・・！
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絶景カフェでのワンドリンク
館内クレジット1,000円分
