夕食はお食事処でいただきます。「えいらの間」でいただきましたが利用は私たちだけ。
さすが9室だけのお籠もり宿、夕食時でさえ他の宿泊客の姿をお見かけすることはありませんでした。(さすがに気配とお声くらいは感じます)
夕食・祖谷郷土料理づくし
テーブルは、掘り炬燵に囲炉裏です!足元にはホットカーペットでぬくぬく。
食事時間に合わせて、鮎の塩焼きとでこまわしは炭火にすでにセットしてありました。道具の感じからして焼き終わったらお鍋にチェンジかな?
でこまわし
祖谷の郷土料理で、上からじゃがいも・豆腐・こんにゃくを味噌田楽で味付けしたもの。人形のカタチに似ている事からきた名前。
食前酒と季節の盛り合わせ。
川魚のお造りはあめご。
具が沈んでちょっとわからないけど、そば米の雑炊。この食感にハマってしまって、そば米をお土産に買って帰りました。
囲炉裏の焼き物は、くるくる焼き面を動かしながら自分好みの焼き具合で火から下ろします。
宿の方に「ちょっと焼きすぎかな笑」って言われた「でこまわし」。
鮎の塩焼きは、ほぼ丸ごと皮まで食べるのでこのくらいの焼き具合が好みです。
野菜の天ぷら。
焼き物が済んだら、牡丹鍋がセットされました。
徳島のすだち七味と、高知のゆず唐辛子の味比べ。
祖谷蕎麦
同じ建物内にあるお蕎麦屋「清流のそば処 祖谷美人」のお蕎麦が、〆に。評判の高い蕎麦がここで食べられるのは嬉しい!(そば処でのざるそばの価格は900円)
デザートは柚子ゼリーです。
この後、部屋に戻ると布団がひかれていました。
朝食御膳
朝食も同じテーブルでいただきます。
山の野菜が中心のヘルシーな朝食です。
これはひらら焼きという祖谷の郷土料理。平たい石(=ひらら)に川魚や野菜をのせ味噌で土手をつくり焼いた料理とのこと。河原で商人に振舞っていたのが始まりで、今ではおもてなし料理の代表だそうです。
祖谷の硬いお豆腐は、旨みが濃くてほんと美味しい。
チェックアウト後のお楽しみ
チェックアウトは10時までと、ちょっと早めの時間設定がせわしないけど、チェックアウト後に宿泊者は無料で蕎麦処でカフェサービスがありました。
実は、蕎麦処と宿は秘密(というほどではない)の階段で行き来が自由なのです。
この蕎麦処は朝9時からオープンしており、大きい駐車場もあるためお客さんで朝から賑やかだったりします。
ゆっくりできるのでこのサービスはありがたい。コーヒーをいただきながら今日のプランをじっくり立てます。道の駅で「ゆず酢」は絶対買いたい!
お店でも鮎の塩焼きとでこまわしを炭火焼きで販売していました。
蕎麦処テラスのたぬき
昨日、客室フロアで見た小便狸。上からたぬきの粗相がずっと流れていました。このタヌキを見に店内のテラスに行きたいと思います。
テラスにはテーブル席が結構あり、絶景を眺めながら食事もできるみたいです。今は寒いけど
絶景のテラス席で気持ちよさそうに粗相中〜
春の新緑や紅葉の季節はもっと感動する風景が見られそうです。