飫肥歴史地区を後にして、日南の海岸線を走りながら鵜戸神宮(うどじんぐう)を目指します。
亜熱帯なヤシの木がずらっと並ぶ海岸線は宮崎ならでは。リゾート地にきたなあという気分を今更感じたドライブです。
鵜戸神宮
昼過ぎに到着したのですが、この日は土曜日のため神宮に1番近い第一駐車場がいっぱいになっていました。
警備員に第二駐車場へと促されたのですが、ここから神宮までの歩いて向かう道のりが厳しかった!
徒歩15分かかるのですが、道のりはほぼ坂道か八丁坂参と呼ばれる約八丁=約870mの階段。お年寄りや小さい子も見られるけど大丈夫か心配になります。私たちでさえこの暑さでは15分間のアップダウンはキツいのに。
門前につくころにはサウナに入ったかのような汗だくになってしまいました。
うさぎが神使の神宮
卯年の今年、うさぎが神使である鵜戸神社に来ることができたのも、行き先は自分で決められないJALどこかにマイルのおかげ!
反面、こんな猛暑に南国宮崎に来てしまったのもJALどこかにマイルのせい・・。
海沿いに細長く参道が続き、崖下にある岩窟のご本堂を目指します。
神門には、うさぎの絵が飾ってあります。
反対側にも。両方ともプロの仕事でない感じがほのぼのして実に良い。
山道にはうさぎの石像が点々とご奉納されています。大きさといい躍動感といい出雲大社にいらっしゃったうさぎの石像を思い出します。
本殿
普通だったら神社仏閣のご本殿は階段を登った先にあるもの。しかし、ここは階段をおりた1番下に御本殿があります。
自然にできた海蝕洞内に鎮座する本殿は、ひんやりした空気と滴りのある岩の不思議な質感が、神聖な場所なんだと肌感覚で感じました。猛暑だと尚更ここにずっと留まりたい心地よさがありました。
神殿にもうさぎと思われる装飾がありました。狛犬っぽいけどうさぎだよね?
うさぎを撫でて無病息災をお願い。
運玉投げ
本殿の参拝を終え、名物の運玉投げをします。素焼きの運玉は5個 200円。最近値上げしたみたい。
霊石 亀石の背中のしめ縄を目掛け、男性は左手/女性は右手で運玉を投げ入れます。成功するとと願いが叶うそうです。
結果は・・聞かないでほしい。
運玉を模した石像もありました。素焼きの運玉は近所の小中学校の生徒やPTAが作っており、収益は学校の設備や修学旅行の費用に当てられているそう。いいシステムだなあ。
奇岩
波の侵食で不思議な形になった奇石。トルコのカッパドキアで見た奇石「キノコ岩」を思い出しました。鬼の洗濯岩といい、宮崎の海岸は奇怪な岩と石にあふれてます。
御朱印と、本殿でみかけて可愛かったうさぎの土鈴をお土産に。運玉を彷彿とさせる素朴な鈴になってて振るとカラカラと音が鳴ります。
レインフォレストカフェ三ツ和荘店
参拝を終え、これから15分以上をかけて第二駐車場まで今度はほぼ上りを登らないといけません。こんなに猛暑なのに・・。気が重い。
一度休憩と英気を養いたいので、今日の観光の予定よりかなり時間が押しちゃっているけど、鵜戸神社の門前にお土産物屋が併設されたレインフォレストカフェ三ツ和荘店に涼をとりに入りたいと思います。
そういえば宮崎に来てからマンゴー食べてないな。
神社前にあるカフェとは思えないイマドキなカフェ。涼しいし広々しています。ただ椅子は撤去されていて立って食べるカウンターテーブルのみ。どうやら繁忙期には撤去してしまうみたい。
鳥居のクッキー付きのスノーアイスマンゴー 750円。ずっしり大容量でマンゴーもたっぷり入って大満足。
道の駅 フェニックス
本日の宿に向かいつつ、途中で「道の駅 フェニックス」に立ち寄ります。小さな道の駅だけど大型バスやらバイク集団でごったかえしています。人が多っ!
今日イチ素晴らしい風景は、鬼の洗濯板!
650万年前の大洪水がきっかけとされる砂岩と泥岩のミルフィーユ。綺麗だなあ。
現在は土砂崩れで海岸には降りれないそうです。