実家の片付けをしていたら2001年のJGC特典ダイアリーがでてきました。ちょうど20年前のフライトに対しての特典です。(家族のものではないので、おそらく当時出張の多かったおじにもらったもの)
当時の上級会員の特典や様子、修行する人はいたのか?など興味は尽きないのですが、今は遠くにいるのでその辺りは不明です。
しかしダイアリーの中身は当時の雰囲気も垣間見れ興味深いものでした。
残念ながら無傷とはいえず・・・頭の方から子供たちのメモ帳としてぞんざいに破られてしまい、最初の2-3枚が破られていました。当時の私も家族も何も知らなかったのでもったいないことをしました。
2000年当時のJAL
ちなみに調べたら今のような上級会員制度ができたのは1970年のことらしいです。
こちらは2000年のフライトに対しての特典です。アメリカの同時多発テロや経営破綻前でJALの路線拡張や経営も上がり調子で現在よりも華やかな時代のものでないでしょうか。
この当時スケジュール管理は(電子手帳なども登場しているとはいえ)ほぼ紙の時代と思われます。今よりこのデスクダイアリーは重宝されていたと思います。
ダイアリーの外側の仕様と印象
最新の2020年のダイアリーを入手したので比較してみたいと思います。
サイズはA4サイズ、小口金付け加工がされています。これは高級感を出しつつ端の汚れ防止にもなる加工です。年間使い続ける手帳への配慮が感じられます。
表紙は合皮の水に強いタイプでふっくらしたクッションが入っています。実際今回長い間の汚れを水拭きできました。2020年は紙の表紙になっています。
厚みも昔の方が厚いです。ページ数はあまり変わらないので紙厚が昔の方が厚めなのだと思います。
スピン(しおり紐)はサテンの丈夫な(ほつれない)リボン紐です。こちらも昔の方が高級感があります。
ロゴマーク含め、中のデザインが変わらない
この当時のJALは昔の鶴のマークの旧ロゴ時代。しかし社名ロゴが変わっても、JGCの名称もロゴデザインも昔から変わっていないようです。
しかも大きさと位置、色が統一されています!
ダイアリーのフォントやデザインもほぼそのまま。これはすごい。使い続けるユーザーにはとても親切。
何十年も年ごとに比較しやすいし、コレクション感もある。これは使い続けてる人は一定数いるのでしょうね。でもデスクダイアリーは淘汰されつつあるアイテム。いつか変更orなくなる時がくるのでしょうか。
社長室に似合うダイアリーなどと揶揄されていますが、昔から社会的地位の高い方が使われていて同じサービスを提供し続けているのかもしれません。
巻末情報に時代を感じます
現在は巻頭にある情報(グレーのページ)が、巻末にありました。現在のように簡単に情報アクセスしずらい時代なので、「テープ案内」や「プッシュフォン予約」とか懐かしいアクセス方法があります。
他、世界のJAL支店、空港、各国大使館の電話番号などリストが豊富です。
また今のものにはないものとして、海外のターミナル情報や空港アクセスの手段、価格、時間の情報ページも。欧州はユーロになる前の通貨です。一番右端の60等の数字はチェックインのタイムリミット時間。
何十年も変わらないデザインに驚きました。デジタル時代に進むとどうなっていくのか気になります。