パリ北駅からTERに乗って、シャンティイから古都センリスまでの1day trip。シャンティイ城にまずは向かう

パリ滞在中に、列車に乗って日帰り観光してきました。競馬場とお城のあるシャンティイ
そして1000年近くの歴史がある古都センリスのタイプの違う街に1日で訪れたいと思います。

シャンティイ Chantilly

シャンティイ城
ルネッサンス時代に建てられた城内には貴重な絵画(ラファエロ等)を収蔵するコンデ美術館がある。最後の城主の遺言により所蔵作品の展示の変更と貸し出しは一切禁止されている。
クレーム・シャンティイ(ホイップクリーム)はこの城のシェフが発案したものと伝えられていて、城内のレストランの名物でもある。

シャンティイ競馬場
フランスで最も古い競馬場。国内最大の競走馬トレーニングセンターもあり、パリでレースを走る競走馬の約70%がシャンティイの競走馬ともいわれる。「生きた馬の博物館」もある。

センリス(サンリス) Senlis
3世紀につくられた城壁が今も残る中世の小さな古都。古い石造建物と石畳に覆われた通りはタイムトリップしたような歴史を感じる街並み。

パリ北駅〜シャンティイ駅

旅のプランは、列車でシャンティイへ。そこからバスに乗換えてセンリスまで向かいます。

実はどちらもパリよりシャルルドゴール空港に近いの場所にあるので、空港から観光しやすいところ。タクシーで30分くらいの場所にあります。

パリ北駅 Paris Gare du Nord

シャンティイ行きのTERはこちらから出発します。

ロンドンまでの国際列車ユーロスター、また犯罪率が高いといわれているため女一人では滅多に乗らないシャルルドゴール空港行きRER B線もここを出発します。

一応HPで急行の時刻を調べましたが、切符購入は券売機ではうまく購入できるか不安だったので窓口で購入することにします。

前には10組ほど並んだので、すぐ購入できるかと思ったのですが・・。フランスでは窓口で色々相談しながら切符を買うのだそう。20分近く話し込む人もいて列が全然進まないのです。無事に切符を買えたのは40分近く経っていました。

かなり余裕を持ってきたんだけどギリギリの出発になってしまいました。

9:07出発の急行(左の青車両)にのります。(ちなみに隣の赤はタリス)列車は直前までどこから出発するかわかりませんが、決定されると電子掲示板に表示され、わかりやすく安心でした。ちゃんと停車駅Chantilly Gouvieuxと表示されています。

中央左寄りの小さい黄色いマシンは打刻(改札)です。乗車前に忘れず切符を差し込みます。

二階建ての車両もある列車でしたが、パリからは乗車率スカスカ。RER線は落書きだらけの汚い車両もあったりして身構える怖さがありますが、TERは設備もよく清潔で安心感がありました。ぜひ時間を調べてTERで行くことをお勧めします。

パリから急行で約25分、シャンティイ=グーヴィユー駅

のんびりした田舎の車窓を眺めながら2駅なのであっという間に到着します。

帰る時のパリ行きは本数が少ないらしく、このとき帰りの時刻をチェックをしたほうがいいらしいです。(今回、次は路線バスで向かうため駅にはもうこない)

こじんまりとしているけどフランスっぽいかわいい建物の駅舎でした。

シャンティイ城はバスかタクシーで向かうのが一般的です。

写真右手バスターミナルがありますが、駅で一緒に降りた観光客たちはほとんどタクシーに乗って行ってしまいました。この日暑かったから散策するにはちょっと厳しい天気だったかも。

バスターミナルには大きめの時刻電子掲示板があり、乗り換えはわかりやすいのですが、いかんせん時間はアテにならないらしいという噂です。15分後にバスが来るそうですが本当かな??

バスは1時間に1本ペースらしく、今回はシャンティイ城まで歩いて行くことにしています。

シャンティイ城の道のりは競馬場を歩く

MAPを見てもらうとわかるとおり、広大な競馬場の端から端まで周りをぐるっと歩きます。

景色は非常に素晴らしいです。競馬場を突っ切ってショートカットもできるらしいのですが、誰も通ってなかったのと、日差しを遮るものがないためやめておきました。ちょっと日焼けも怖い。

ルートは2種類あって、左に行くと街路樹の続く歩道や賑やかな街並みがあるルート。右に行くと競馬場客席方面に進む林道風のルートですが、日中でも薄暗く「警戒するように」という情報がありました。日陰が続く涼しそうなルートですが、今回は女性1人旅なのでここは避けることに。

道のりは単純。でも写真をとったり一休みしたりのんびり歩いてしまったから30分くらいはかかったかもしれません。開けている景色なので道に迷うことはありません。

シャンティイ競馬場

途中、シャンティイ競馬場の建物が見えます。

競馬場は昔から社交の場でもありレースが開催されると、この街はドレスアップした方々で華やかになるのでしょうね。実際にかつてのシャンティイは貴族の城や邸宅、別荘などが立ち並ぶブルジョワの街だったそうです。

Auberge du Jeu de Paume

そろそろシャンティイ城が近づいてきたあたり、城門に一番近い立地にシャンティイの5つ星ホテル「Auberge du Jeu de Paume(オーベルジュ デュ ジュー ド ポム)」があります。

レストランも星付きだそう。色々高価なこの街一番の高級ホテルです。

シャンティイ城近くの広場では小さめの馬やポニーが放牧されています。ずっと下を向いてモグモグ食べてばっか。

シャンティイ城へ

第一のゲートをくぐると、シャンティイ城が見えてきました。

パリの人混みと交通渋滞(あと交通騒音)にちょっとうんざりしていたから、この散策がリフレッシュになりました。パリから少し離れただけなのに人も少なくのんびりしていて少し違った気分が味わえます。

すでにお気に入りの場所になりそうな予感がします。