秘湯・尻焼温泉の湯治をしのぐサプライズ、「星ヶ岡山荘」での食事が大満足の美味しさ[宿泊記]

食事はおろか軽食・コンビニすら近隣にない奥まったところにある「星ヶ岡山荘」。お食事で絶対失敗したくない立地です。

夕食

アンティークカフェっぽい雰囲気のあるお食事処、ここで夕朝食はいただきます。

テーブル席で、パーテーションで区切れられているけどパーソナルスペースは広々してます。

ここにくる途中、別の大広間っぽい入り口に小ちゃなスリッパが脱いであり、そこでお食事してるっぽかったです。「お子様のいる組」と「大人だけの組」を分けていただいてるようで配慮が感じられました。

到着するとすでに彩りよくセッティング済み!
中央は、山のお魚といえば・・の「紅鱒のカルパッチョ」

八寸(前菜)のプレートです。
左から新玉ねぎのスープ、群馬のこんにゃく麩、蕎麦の実、ウドとイチゴ、クレソンと生ハム、キクラゲとチーズ、ウドの芽の天ぷら。旬の山のモノだらけです。

先付けは蕪。下に葉っぱのグリーンソースが沈んでます。

酢の物はぬたとホタルイカです。

赤木鶏の焼き物。ここは内陸なのでお肉なのは納得。ほんのり甘く香ばしく焼き鳥好きにはたまらない味でした。

コースのメインは、牛鍋でした。

上州牛は群馬のブランド牛です。

一番お気に入りだった「茶碗蒸し」。
生まれて初めて食べる新鮮なお味!なんと、なかにとろりとチーズが入っているフュージョン的な新食感。美味しくて色々伺ったらここの隠れた名物料理だそうです。

これだけ食べにまた来たいくらい!

煮物の炊き合わせも、澄んだスープも美しく旬のタケノコも食べれて幸せ。

お椀に盛られたご飯は、とうもろこしご飯。

なんと、物足りなかったら美味しい白米が何杯でもおかわり自由。
最初は食べないつもりだったけど、主人が美味しい美味しいと連呼するものだからつい頼んでしまった・・・。

デザートは、プリプリの抹茶プリン。トッピングの花豆煮はこのあたりの名物だそうです。チェックイン時のおもてなし時にもビールと共にいただいたなあ。

もう全部の料理が、上品でかつすごく美味しい・・。この品数をここまで丁寧に作られるのはとても手間がかかるかと想像しありがたく頂きました。

もちろん温泉が有名な宿だけど、料理をメインの目的にしてもいいくらい!

嬉しい作務衣(さむえ)

着替え用の浴衣と作務衣、バスタオルのセルフサービスコーナーがありました。

部屋には浴衣が用意されていたけど作務衣も置いてあったのでこれで過ごすことに。足元を気にしなくていいセパレートの作務衣は楽ちんです。

ここのオリジナル作務衣はロゴの刺繍もかわいい。

朝食前の散策

早朝に温泉に入りに行く時に、飲み物の自動販売機をふと見たら、(前日まではちゃんとあった)ビールだけ全部売り切れ笑 どこかの部屋で誰かが楽しい夜を過ごしたな笑

頑張って早起きして、宿から徒歩2-3分くらいのところにある公共温泉の川の中の野天温泉に行ってみました。

湯けむりが上がるあたりは前日日中にはたくさんの人が入浴していたところ。その時はうっかり誰かの裸が写ってしまうため絶対撮影できなかったアングルです。

感想は次のブログで。

朝食

朝4時過ぎには起床、そこから温泉ざんまいしていたおかげでお腹が減って減って・・。朝8時に予約していた朝食が待ち遠しくてたまりません。

このお宿、外から見るイメージより館内はかなり広いので、大浴場へ行ったりラウンジにフリードリンクを取りに行ったりなど結構歩きます。

その広い館内には華美すぎない季節の野の花が所々に活けてありました。里山の雰囲気にマッチして和みます。

個々の味が際立つ「ごはんのおかず」ではない品々。たっぷりの品数で大満足。大きな丸皿には季節の山菜が並びます。

汁物は豆乳のお鍋でした。

デザート&コーヒーの時間には、他のお客さんも早々に去り貸切気分のゆったりタイムでした。

どうやら公共交通を利用するお客様が多かったみたいです。
ここは山里深い場所で本数の少ないバスに乗る必要があり、朝10時くらいのバスを逃してしまうと午前のバスはもうありません。

11時チェックアウトのため、自家用車組だった私たちは朝食後の温泉はガラガラ!
貸切状態で意外な穴場時間かもしれません。