紋別空港→網走へ。気軽なリゾートホテル、北天の丘あばしり湖鶴雅リゾート[宿泊記]

紋別オホーツク空港から向かったのは今日のホテルがある網走、どちらかというと女満別空港のお膝元みたいなエリアです。

わざわざここまで足を伸ばしたのは、旅行決定が直前すぎてもともと宿泊施設が少ない紋別エリアの土曜日に「いいな」と思うところが見つからなかったのでした。


とはいえ、レンタカーで1時間ちょっとで到着するし、ドライブもオホーツク海やサロマ湖やら景色も単純でなくて新鮮。天気がずっと良くなかったのだけがもったいなかったなあ。

北天の丘あばしり湖鶴雅リゾート

鶴雅リゾートグループのホテルは今年に入って2回目。函館で泊まった大沼 鶴雅リゾート エプイが好きすぎて、まあ間違いはないだろうと。

北天の丘あばしり湖は、THE・大人のおこもりホテル的なエプイとは異なり、雰囲気は気軽なファミリー向けのリゾートホテルって感じです。

その名のとおり網走湖のほとりの高台にあり、周辺はネイチャーツアーがたくさん楽しめるところ。

ホテル内には「SIRI」というTHE NORTH FACEのウエアなどを扱うショップが入っているほどアクティビティは盛んなようです。
ただこの日はモヤがかかる悪天候なので、さっさとホテルステイを楽しむことにします。

外から見た建物自体はちょっと古めで(2007年オープン)約80室くらいある大きなホテルです。
ただ、館内はリノベーションもされ、鶴雅リゾートらしいアイヌ紋様がデザインされた高揚感のある空間でした。

おこもりステイも悪くないかも。

別棟フロア 洋座室

ホテルは、大人数も対応できるファミリー向けのタワー館と、2名向きの客室が集中する別棟の2棟で構成されていました。

今回のお部屋は、別棟の洋座室という和モダンの部屋。洋室 or 和モダンか選べました。

和モダンというよりほぼ洋室に近い感じです。アイヌっぽさや昭和レトロな雰囲気はたしかに「和」ではあるな。

テーブル&チェア。テーブルの上にはお茶菓子がおいてありました。外のベランダにも同じようなテーブル&チェアがシンクロしてました。
まあこの部屋は、とにかく座るところには事欠かない笑

テレビ台の近くのローテーブルにも、回転式の座椅子がペアでセットされたてて。でもとにかく使いやすくてラクちんでした。

洗面台は、最初みたとき「ちょっと狭いかな〜」と感じたけど、温泉大浴場の洗面台が至れり尽くせりだったので、ここは手洗いと歯磨きくらいしか使用しなかったです。
あとはシャワールームがひと通り。

ちなみに大浴場の洗面台には、それぞれドライヤーとクルクルドライヤーが2台ペア置きされてました!クレンジングから乳液まで基礎化粧品もフルセット、ヘアケア&スタイリング剤まで完備。手ぶらで行けてしまう。

館内ではこの作務衣で過ごしました。レストランもこれで行けます!

メインラウンジ 回(かい)

このほてるで圧巻だったのは、やはりメインラウンジでした。

この日の宿泊者全員がくつろげるのではないかくらい広大な空間に、贅沢なここならではのインテリアが散りばめられていました。

アイヌ風の木彫りの家具だったり、鹿の角モチーフのオブジェ。図書コーナーには北海道の開拓史などの本がずらり。

大きなオブジェはクジラかな。
作品の数々がそこかしこに点在して、お気に入りの空間を探ししながらくるくると・・それこそこのラウンジの名前のように遊してしまうのでした。

中央には大きな暖炉。ホテルイチの映えスポット。

夜はこの一角がバーカウンターに。

外を眺められるカウンターは、見事な一枚の巨大な無垢板!よく見るとアイヌ紋様が彫られています。
北海道、いや、アイヌの贅の限りを尽くしたようなこの空間は一見の価値アリ。

バーを利用しなくても、ここにはコーヒー&ソフトドリンクのフリードリンクバーがあるので(〜23時まで)誰でもいつでも楽しめる空間でした。

椅子のギャラリー 偶(ぐう)

ラウンジの奥に、またまた変わった空間が。
世界中のデザイナーズチェアを集めたギャラリー。

コンランショップやIDCなどで見たとこのある有名なデザイナーズチェアがずらり。アート作品の展示やオーディオルームも兼ねています。

このギャラリーはレストランに行く人は必ず通る空間で、行くたびにみんなどんな反応をしてるかこっそりチェックしていました。
で、私調べの宿泊客一番人気のチェアはこちら↓

パスタのオバケのようなソファ!
イタリア人デザイナーのガエターノ・ペッシェの作品。モダンインテリアの巨匠である彼は、なんとこの宿泊の数週間前にお亡くなりになってしまったそうです。みんな引き寄せられるように座っていたチェアは唯一無二です。

足湯は中止

本来ならこのギャラリーから外に出ることができます。外には幻想的な足湯の施設があったのだけど、本日は強風のため中止・・。残念。

天気がよければ、ホテルのガーデン散策もしたかった・・。

大浴場 北天 坐忘の湯

大浴場はもちろん温泉。しかも自家源泉。

源泉掛け流しではないけれどむしろ適温に保たれてて快適。大浴場は広いしサウナや岩盤浴も自由に利用できるので、日中は日帰り温泉だけの利用客も多くお見かけしました。

そして、子どもたちが夢中になるこんな場所も。
早朝にやってくるそうで、絶対チェックしなくては!