日本秘湯を守る会のホームページから予約した「かやの家」。
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「日本の秘湯」ですから、温泉の期待度は上がるばかり。チェックインを済ましたら何よりも温泉をじっくりたっぷり堪能したい気持ちでうずうずします。
柴原温泉
「かやの家」さんは日帰り入浴を受け付けていません。ここの温泉は宿泊者だけの特権です。
200年以上前の文献に書かれていたこの土地の温泉についての記述。昔の温泉というものは湯治が立派な医療だったということが伺えます。
こちらの温泉は、湯船含め面積をたっぷりとった広い大浴場と、開放感のある風景が気持ちよい大浴場の2つがあります。
チェックインすぐの時間帯は、女性は広い方の温泉でした。
温泉成分表を見てみると、源泉は12.6度と冷鉱泉。そうなると適温まで温泉を温める必要があります。だから「源泉」とか「掛け流し」などの、いわゆる耳ざわりのよい温泉キーワードがなかったのですね。
「日本秘湯を守る会」なのに循環温泉だという理由がわかった気がします。
すみずみまで木製でつくられた木の温泉! 足元の滑り止めマットの下もウッドデッキになっています。また湯船とベンチのレイアウトも水平垂直のリズムが個人的には実に気持ち良い〜。
湯船に浸かってみると、しっとりとした柔らかさも感じられ不思議なあたたかさがありました。
ちなみに二つの浴槽はそれぞれ温度違い。小さい方は冷鉱泉らしくぬる湯です。
どうやら、温泉も榧(かや)の木が使われていて、↑このような案内が書いてありました。かやの木自体にもさまざまな医学的効能があるらしく古くから信じられてきたみたいです。
外に出て、長い廊下の先には立派な大きさの露天風呂がありました。山面に面する奥まった方角にあるので虫がちょっと心配で・・・季節的に内風呂のほうばかり利用していました。
秘湯提灯がいい雰囲気♪
翌朝
張り切って早起きして、早朝風呂へ。
玄関からたっぷりと差し込む日差しが眩しい!
ややピンクオレンジがかった「かやの木」の温かみのある色が朝日に映えていました。
がんばって早起きしたけど、他の方々も案外早起きで^_^; (割と年配の方が多かったせいもあるかも)外へ出てお散歩している方もいらっしゃいました。
さて女湯と男湯が入れ替わり、昨日とは違う大浴場へ。
規模は小さくなりましたが、木製のあたたかみのある浴槽類と温度違いの温泉が2槽あるのは一緒です。
しかしなんといっても天気に恵まれて日当たりがよく、緑が眩しく爽やか!
すぐ外には小さいながらも露天風呂があります。
風が吹き抜ける見晴らしの良いロケーション。そしてここだけ温泉がジャグジー仕様になっていました。ここが一番好きかも!
お湯も天気のおかげで本来の色味が見れました。土や草を感じさせるナチュラル系の淡いカラー、ちょっと濁り湯っぽくもあり。太陽光の反射で玉虫っぽく乱反射したりとても綺麗でした。
スタンプ帳
日本秘湯を守る会のHPから会員宿の予約するとスタンプがもらえます。なんと10個貯まると1泊無料!
「日本秘湯を守る会」「日本源泉湯宿を守る会」「日本文化遺産を守る会」
いずれかの会員宿に宿泊いただきますとスタンプを押印いたします。
10軒泊まり、集めていただいたスタンプが10個になりますと、スタンプ帳に押印した中から思い出の宿に1泊無料ご招待いたします。
今回初めて日本秘湯を守る会から予約したので、チェックアウトのとき、新しくスタンプ帳(無料)をいただきました。50周年記念グッズのミニクリアファイルとステッカーも!
現在、会員宿は日本全国かなりの数がありそうです。ウワサによるとお目当ての宿が急に脱会したり結構ラインナップは流動的だとか。ともあれ、コッチ方面も今後チェックするとしてみよう・・。
クラシックホテルの会のクラシックホテルパスポートもしばらくほったらかしだしな〜。