鳴子温泉はツルツル系濃厚温泉!「湯元 吉祥」の雪見美人湯は無料で貸切できて満足度高し[宿泊記]

東北3泊4日のラストは鳴子温泉に宿泊です。そして目的は温泉。ここはなんといっても良い温泉(泉質)なんです。

ちなみに鳴子温泉は2回目の再訪になります。前回は夏の時期で、ちょうどこけし祭りが開催されていて、いくつもの山車が賑やかに獅子舞が町を練り歩いて楽しかった思い出。

一転して今回は雪に季節となりました。

湯元 吉祥

今回の宿泊は、鳴子温泉の中でも比較的オープンが新しいホテル吉祥へ。

といっても、別で運営されていたホテルを共立リゾートが新しく改装してオープンさせたもよう。そのため、このあたりで一番見晴らしがよい高台にある好立地にあるホテルなのです。

チェックインロビーでは、スキーウエアのゲストもいたり割と賑やかな感じです。館内はほぼリノベーションされていて、かつてのホテルの古さは全くありませんでした。

天井吹き抜けのロビーの豪華なシャンデリアは、昔ながらのホテルのゴージャスさがあり、かつての名残を感じます。

ロビー階のラウンジスペースでは、コーヒーマシンとお茶セットが用意されていて、24時間いつでも無料で飲むことができました。なんならお部屋にテイクアウトもOKでした。

10畳+次の間3畳の客室

予約したのは一番スタンダードな客室です。

玄関すぐ、鳴子のシンボルこけしがお出迎え。次の間もいろいろ便利そうなスペースです。

共立リゾートでは珍しい夜にお布団を敷きに来てくれる(部屋に入られてしまう//)タイプ。夕食から戻るとお布団がセットされてました。

部屋の窓からは、山あいの鳴子の町が見渡せる素晴らしい雪景色! さすが高台のホテル。前回泊まった鳴子ホテルが小さく見えました。

お茶セットもありましたが、ロビーには豆を挽きたてのコーヒー、大浴場前にはアイスがサービスされていたので温泉に行くたびにプチ満足。あまり使うこともなかったな〜。

第一印象はリノベーションが隅々まで行き届いていて思ったよりも新しくてキレイでした。

お部屋は心地よく眠れれば良いのです・・鳴子温泉の真の目的は湯治だから!

pH8.6+硫黄泉は、美人の湯!

鳴子温泉の泉質は、ひとことで言うなら美人の湯

pH8.6というのは「弱アルカリ性」から弱が取れた「アルカリ性」が高いお湯。これはいわゆるツルツルのお湯。いわゆるピーリング効果のあるデトックス系の温泉です。

更には、硫黄泉はアンチエイジング効果があるとされています。シミのもとメラニンの分解効果が高いとか。温泉ソムリエ受講時から気になっていた泉質なのです。

大浴場

大浴場はの露天風呂は、露天風呂に行くのに外吹き抜けの長め渡り廊下を歩かなければならず、体があったまってないうちはハダカでは修行のような寒さ・・・ただ到着してみればいくら入ってもノボせず気持ち良い温泉加減。(冬の季節はお年寄り注意です)

温泉上がりに、無料サービスをぐびっといただく♡

貸切温泉

空いていれば誰でも入れる無料の貸切温泉。大浴場の露天風呂に行くまでのハードルの高さを考えると、冬はこっちのほうがおすすめかもしれない。

ロビー階まで降りて、こんな渡り廊下で別棟まで行きます。貸切温泉というには贅沢な大きさの4つのデザインの違うお風呂がありました。

「翠」。半露天の岩風呂のお風呂。ひとりだととっても贅沢♡ 公式は定員が6名程度とあったけど、いやいや、もっといけそうです。濁り湯と岩造りの浴槽がいい雰囲気だしてます。

4つのなかで一番雪見温泉気分が感じられたお気に入り。

「蓮」。一番広いとされている檜のお風呂。

あんまり長くつかってると、温泉効果ありすぎで体力を消耗しすぎてしまいました。一回あたりの時間は程々がおすすめです。

お食事

夕食

お食事処は、半個室でプライベート感が保たれてるつくり。

前菜。おとふみたいなのはあん肝です。

「鳴子ちゃんこ鍋」だそうです。

蟹あんのかかった茶碗蒸しにお造り。

ほたての味噌バター焼と牛タンのあぶり焼き。なんと、牛タンはおかわりできます!

ホヤは久しぶりに食べたなあ。〆は「はらこご飯」。

牛タンもおかわりして、しっかり食べてしまったので、共立リゾート名物の夜食「夜鳴きラーメン」はパスです。

朝食

朝食はブッフェ形式でした。和洋ミックスで種類も豊富でした。

東北の冬は「やっぱり和食でしょ」なチョイスになりました。椀ものは稲庭うどんとしじみのお味噌汁。藁に入った納豆が旅情があります。真ん中にあるのは、豆腐とたらこのクリームパスタが気になってお盆に載せてしまった。

洋食系だと、オムレツなどの卵料理が実演で作ってくれてました。

温泉神社

ホテルのすぐそばに、珍しい「温泉神社」があり、チェックイン後に行ってみました。

鳴子温泉も日本有数の古い温泉郷なのですが、この神社の歴史も古く、続日本後記に記述があるほど。837年の大噴火で噴出した温泉を鎮めるために建立されたのがはじまりだそうです。

鳥居などは雪深く埋もれ気味だったけど、社のあたりはなんとか除雪されててお参りすることができました。

温泉がきっかけで建立された神社ですが、鳴子のもうひとつのシンボル、こけし職人によるこけしの奉納や、こけしの供養もしてらっしゃるそうです。

御朱印も受け付けされてていて頂いたところ味のあるこけしシールも貼ってくれました。