地中海 マルタ島へ出発。カタール航空のビジネスクラス”Qsuite”で名古屋→成田→ドーハ→マルタへ[搭乗記]

マルタ島へ

ちょうど3年前の今週・・2020年のバレンタインデーの日はマルタ島へ旅立った日でした。

IPHONEが教えてくれた!

この旅行の後に世界中が大変な事態に巻き込まれてしまったけど、当時は「いま中国がヤバいらしい」という認識の頃です。まさか東京オリンピックまで巻き込むとは・・!

思い出してみるとパンデミック前のあの頃と、マスクから解放されつつある現在は、(感染症と旅行との関係とか)気分的に似てるんじゃないか思ったり。ちょうどキリのいいきっかけなので少しづつ旅をアップしていこうと思います。

なにより、今となってはこのブログが自分の旅のアルバムになってしまったので、それにマルタ旅行が加わってないのはずっと寂しかったのです。

名古屋→成田 JAL3084

マルタ島は、日本からの直行便はありません。欧州エアライン系の乗り継ぎが一般的です。カタール航空を選んだのは以下が理由でした。

  • ワンワールドグループ →JAL JGC修行
  • ビジネスクラスが安い →FLY ONポイントも多く何より豪華

カタール航空は「ワンワールド」なので国内線はJALになります。この時の私のJALマイレージ会員はただの平会員、上級会員を目指すためのFLY ONポイントは0です!

そして・・名古屋→マルタ島の移動だけにかかった時間は約1日半!

直行便がないとこれだけでひとつの旅みたいなもんです。

セントレア空港でバレンタインプレゼント

3年前は名古屋住み。名古屋にはカタール航空は就航していないので、搭乗するため成田空港に向かいます。

セントレアの良いところは、指定のクレジットカード会員(GOLD以上)で、当日国内線利用者なら無料で利用できるセントレアラウンジがあること。

保安検査前に利用できます。ビールも飲めちゃいます。

バレンタインデーなので、受付で大きいポッキーをもらえました。このあとJAL搭乗時にも同じ「あまおうポッキー」が手渡しでプレゼント。セントレア空港で2つももらえました。

当日アップグレード+1000円でクラスJの席が確保でき、成田まで1時間15分のフライトになります。

JAL3084|名古屋 14:45 → 成田 16:00

初 JAL サクララウンジ

地方空港から国際線乗り継ぎの辛いところ・・・それは乗り継ぎ待ちの時間・・。今回は成田で約6時間の待ち時間・・。でも今回だけは楽しみなんだ♪ ビジネスクラスだから!

カタール航空カウンターで搭乗手続き〜出国手続き後は、JALの国際線ラウンジへ。初めての成田サクララウンジは2階に分かれて、まず広さに度肝を抜かれた!そしてホテルのようなラグジュアリーさでびっくりした!

上階のフードエリアにはたくさんの人であふれてます。ウワサのJALカレーを早めの夕食にしようと楽しみに予定していて、もらった「あまおうポッキー」も食べるの我慢してました。

満を持して食べた・・JALカレーはやっぱり美味しい!(ANAカレーより好き)メニューも心憎いラインナップで生春巻きなんかもあってうれしい。

食事後は下階に降りてまったり過ごしました。
まだ3時間以上時間をつぶさなくてはいけないのですが、免税店(乗り継ぎがあるのでコスメ系は買い控え)をウィンドウショッピングしたり。

搭乗前にシャワーを浴び、着々と寝る準備したりしてたら、案外あっという間に過ぎてしまいました。

※ちなみにこの時期の日本では、ほとんどマスク姿の人はなし

Qsuite

フライトは深夜便、ドーハの早朝に到着します。フライトは約12時間。

成田→ドーハ QR807 Business Class

いつみてもにんまりしちゃう掲示板。はー仕事頑張ったご褒美♡

そしてビジネスクラスはQsuite。一応夫婦なのでその中でも中央の仕切りが収納できダブルベッドになるペアの席を指定しました。いやーこれが凄かった・・!

飛行機の座席というより、リビングのソファみたいです。そして広い、扉が閉まる!

やはり真骨頂はベッド。ペアシートをダブルベッドにした広さはすごいです!まさに1:55からの動画のゆったり感。持ち帰れるThe White Companyのスウェットパジャマもついています。(今も旅パジャマとして愛用中)

肋骨のヒビにも優しかった

あとQsuiteの2席つながるこの席は、すべて進行方向の逆向きのシート。

実は旅行出発の2週間前に肋骨に小さなヒビが入ってしまうアクシデントに見舞われ、コルセットを締めての旅でした。逆向きシートの影響や気圧の変化がキズに響くかどうか不安だったけど、まったく違和感はなかったです。

は〜ANAかJALもこのシートにして欲しい・・・。ちなみに離着陸もシートベルト着用時も中央仕切りは収納しっぱなしで大丈夫です。

機内食 ディナー

日本では夜中ですが、ようやくディナーが食べれます。はー長い1日だった。

私が選んだのは和食懐石。このプレートのまえには、サーモンといくらの前菜などが数皿もありました。竹皮に包まれているのは白米。なぜかパンとバターもたっぷりセットされる笑

隣の主人をみたらすごい量の前菜です。このまえにはおっきいスープ皿あったよね?? 頼んでいた牛フィレ肉ステーキもかなり大きくボリューム満点のようでした。

起きていたら割とお酒をすすめてくれるわかってる担当CAさんでした。

機内食は夕食と朝食の2回サービスがあります。

QR807|成田 22:20 → ドーハ 04:50

アル ムルジャン ビジネスクラス ラウンジ

ドーハ国際空港道着しました。早朝だけど普通に人で賑わっている印象です。さすがハブ空港。

巨大アートが鎮座

そして巨大なアート作品を空港に展示するというのが、意識高めなのか、現代のお金持ちアピールの仕方なのか?

Lamp Bear|ウルス フィッシャー

SMALL LIE|KAWS 日本では、かつての裏原宿とかメディコムトイとかで見かける人気のKAWSの作品。朝日の差し込む光が神々しい笑

贅をつくしたビシネスクラスラウンジ

そして、またまたトランジットで待ち時間が4時間弱発生。マルタ島へは日本から直行便がないのに加え、地方空港出発だと本当に時間がかかります。

トランジットの度にビジネスクラスで良かったと感じます。

巨大な空港の巨大な中二階がビジネスクラスラウンジ。チェックは厳重でした。

オモテからは見えないけど、一歩足を踏み入れると巨大な泉が圧巻です。細かな波紋が人工的につくり天井に反射され、天地に無限に広がる水辺のアートでしょうか?

砂漠の国で水がふんだんにあることはとても贅沢な事。そんなリッチな演出をするということがこの国らしいなあと思いました。

と、貴重な水ではあるが、時間を持て余しすぎるのでシャワーも利用させてもらった笑 広くて綺麗、シャワーの勢いも申し分ないです。

それほど空腹ではないけど、レストランにも行ってみました。

聞くところによるとドーハ空港の飲食はとても高価なのだとか。もしラウンジがなかった場合、4時間の時間潰しの方法も大変そう。

ここまでトランジットが多い(長い)とビジネスクラスでもコスパは悪くないと思いました。なんといっても名古屋からここまで一円も使ってない。空腹も疲労にも見舞われていない。

ドーハからマルタへ

マルタ島行きは沖止め、マイクロバスで飛行機のところまで移動します。

このあたりから日本人の若い子達をたくさん見かけました。きっとこれからマルタ島に英語の語学留学しに行くんだと思います。

でもコロナでのその後の事を考えると・・可哀想でなりません。スクールは程なく休校になり、寮から出ることを許されず、ロックダウンもあり日本に戻されたとか。気持ち的にもお金的にもキツかっただろうな・・。

ドーハ→マルタ QR383 Business Class

ビジネスクラスの私たちは「最終のバスに乗って」とのこと。エコノミー客が移動したあと、スカスカのバスで移動させてもらいました。

ここで初めて外に出て中東の熱気を感じる。

4列だけのビジネスクラス。やはり広いし新しい。ここからさらに約6時間のフライトです。セントレア空港(名古屋)に到着してからもう丸一日は経ったな。マルタは遠いぜよ・・・。

さっそくなみなみのスパークリング。

離陸時にはカタールの街が見えた。

機内食 ランチ

ビジネスクラスとはいえ十分に睡眠はとれていない状態、窓の外からは日中の暖かな日差しがこちらの眠気を誘います。

さっさとお腹を満たして一杯ひっかけて、もう眠ってしまおう。

案の定、チーズのたっぷりかかったオムレツはを食べたらすぐ眠気が。機内エンタメも見れるものが少なかったし、このフライトは寝てばかりでした。フルフラットありがとう!

着陸までぐっすり寝たので、眠気まなこで到着。起き抜けだけど空の広さに心が躍りました。

QR383|ドーハ 8:55 → マルタ 13:00 結局移動だけでほぼ1日半!

コロナとアジア人のキツい洗礼

日本出国からここまで、自分たちも周りの人もほぼ誰もマスクをしていない状態でした。まだマスクをしようという概念も少ない時期です。

着陸して主人が気圧差アレルギーでくしゃみを何回かしたところ、同じビジネス同乗していたおばさま(メルケル似)が、あからさまな態度とジェスチャーで拒否的な反応をされました。

(ああ、そういうことなの?)ってここまで楽しかった飛行機の旅が最後ピリリとしたエッセンスが加わった感じがしました。
今までは自分たちは「日本人だから安心してください」て周りに対してそう思っていたけど、アジア人の区別がつかない人からはコロナ的に「敵」と思われる可能性があるんだなあ、と。

そんな嫌な気分になったのは、旅が終わるまで結局このメルケルさんだけだったけど。 (あと無防備にくしゃみした主人も悪い)

遠慮しながら大人しく・・飛行機を降りて入国審査まで控えめな行動を心がけていたけど、逆に空港は日本人もアジアの若い語学留学生たちがめちゃくちゃ多く溢れかえっていました笑