すごいお宿にやってまいりました。
宿に向かう道中も「誰も住んでないだろうし、電話が圏外なのは当然」と思うほどの山の景色でした。
そしてその林道の終わりにぽつんと佇んでいるのが今日の旅館です。
電気が通っていないので照明などは自家発電で賄っているそうです。
ただ夜10時には自家発電はオフになります。そのときにランプの灯で夜を過ごすことになります。(夜のお手洗いはランプ持参!)
それが、ランプの宿 渡合温泉という名前の由来でしょうね。なので、至る所に必需品としてのランプが昼間でもあちこちで働いています!
探さずにはいられない宿のランプたち
電気がない世界だとありがたみが増して注目してしまうランプ。
昔はこんな風に夜を過ごしていたのかなあ・・・と思いを馳せるランプたちをたくさん写真に収めてきました。
ランプというより、ランタンというほうがわかりやすいかもです。燃料はオイルです。このタイプだと一度火をともすと1日以上は火は持つらしいです。
廊下などの明かりとして要所要所で働いていました。
山の傾斜を活かした、やや急な階段の安全を守っってくれています。雰囲気は、懐かしのテレビドラマ「北の国から」の富良野の五郎の家のよう!
水気の多い大浴場でも問題なく、明かりを灯してくれています。
お風呂は灯油で適温まで沸かしているので、ランプとともに昔懐かしい灯油の匂いを感じながら入いるのはノスタルジック。
玄関すぐのロビーにはたくさんのランプ。
夜になったらこのランプにあかりが灯るのかな?と思ったけど自家発電はとても安定していて滞在中に出番を見ることはありませんでした。
なので(飾りかなあ?)と思っていたら、宿の公式YOUTUBEで全てのランプに明かりを灯す動画がアップされていました。
全て現役だったのですね。なかなかの時間がかかる重労働が良くわかります。それにしても圧巻な幻想空間!
ヨレヨレ感が愛おしい傘をまとったランプ。
宿では、手軽なアルコールランプからランタンまで、さまざまなランプを販売していました。ご主人は毎日ランプを扱う達人なので、アドバイスを貰えるのは心強いですね。
・・・といいつつ集合住宅住みの私にはなかなか手を出せないアイテムです。
自家発電がオフになったら、自分で火を起こしたランプを持って部屋で過ごします。
岐阜県中津川市加子母渡合 / 中央自動車道・中津川インターから車で約1時間、JR中央本線 中津川駅〜バス「倉屋温泉」下車〜タクシーor徒歩3時間