岐阜への旅2日目、養老町から飛騨に向かいます。今日の宿は久々に一休.comダイヤモンド会員特典で予約した「料理旅館 蕪水亭」。
蕪水亭は、このあたりでは歴史も深く皇族方も利用されたことのある老舗の宿です。また、岐阜旅行すると朝食に必ず出てソウルフード化してる朴葉味噌。その発祥の宿としてとても有名なところです。
とても立派で大きな建物の構えです。立派すぎて全景が写真におさまらないくらい。
こんな大きな建物なのに宿泊は3組だけ!
コロナ禍で宿泊組数を間引いているわけではありません。常に3組のみです。
一休.comダイヤモンド会員特典の内容
今回も特典を受け取るにあたっては一休.comにログイン、普通にプランを選んで予約するだけです。
特典は、物品のプレゼントでした。
いただいた袋はずっしりと重く、今までの物品系のプレゼントの中では一番の内容です!
朴葉味噌を発明された宿、一袋たっぷり量です。家庭ではフライパンなどで温めるといいそうです。また味噌はトーストに塗ってもオススメだそうです。
ちなみに作家の司馬遼太郎先生が、蕪水亭の朴葉味噌をエッセイで紹介したところ、今でもファンの方がわざわざ買い求めに来ることがあるそうです。
この朴葉味噌、宿泊者は明日の朝食で司馬遼太郎先生と同じように堪能できます。
二袋ももらえたので一つは旅のお土産としてプレゼントにする予定です。ふるさと納税の返礼品でも手に入ります。
オリジナル薬草茶は、最近ここ(飛騨)に生息する薬草を活かそうと色々研究や開発が進んでいるそうで、そちらを製品にしたもののようです。
実際に夕朝食もこの地場の薬草をとりいれた体に良いものだそうです。楽しみ。
喫茶店もやられているようで、自家焙煎のコーヒードリップもいただきました。盛りだくさんの内容はとっても嬉しい!
明治3年創業の迎賓館
飛騨古川には、歴史の古いもうひとつの宿があります。
ここから徒歩数分で行けるところにある八ツ三館、昨年宿泊しています。
八ツ三館の特に有形文化財の館内は、細かく部屋が仕切られていました。ずっと昔から宿泊する場所として存在していたと感じることができました。
対して、こちらの蕪水亭は広々とした開放感のある空間です。今でもまとまった人数を収容できる会や宴会場としても使われているそうです。
館内の広々とした贅沢なスペースは、かつてはたくさんの人をもてなす会席や式典もできる迎賓館としてきたのだろうなあと感じます。
八ツ三館との違いは、今で言うところの「レストランに宿泊施設がある」という雰囲気でからジャパニーズオーベルジュ的なのが蕪水亭なのかなと個人的に思いました。
今でもレストランだけとしての利用もされてて、規模は最大70席近くの宴会も可能だそうです。それなのに「宿泊は3組」だけって贅沢ですねえ。
蕪水亭という名前のようにこの宿のシンボルはカブ。
館内の至る所に隠れカブがたくさん。
2階からは有名な古川祭りの太鼓が展示されているのが見えました。
立地は宮川と荒城川が分岐する河川敷の地続きにあり、住居や建物が密集しているこのあたりではかなりの開放感があります。
荒城川を挟んで向かいにあるお寺は真宗寺。ちょっと昔に戻ったようなタイムスリップ感のある景色でした。
歴史深い純和風客室と蔵の客室
建物の手前は料亭ですが、奥には客室が続きます。
この引き戸は客室「一水の間」の玄関です。本日はこちらに泊まります。
純和風の客室で、宿泊だけでなく会席の場としても使われているそうです。部屋からの眺めはさきほどの寺view。なんか・・古き良き昔のお見合いなんかが繰り広げられていそうな・・・!
そして、二人で泊まるには贅沢すぎる空間でした!
さらに奥にいくと、もう二つの客室のある蔵ゾーンに。
「はごろも」と「ことぶき」。昔の蔵を2棟移築して客室にリノベーションしたもの。独立した2階建ての客室。こんな変わり種の客室もいいなあ。騒いでも大丈夫そう笑
客室は移築した蔵だったけど、この建物本来の蔵は玄関近くにある喫茶ルームとして存在しています。ただ今の時期は閉鎖中になっていて残念・・。
館内には、長い歴史の中で使われてきた器や道具、家具が展示されていました。
ふるさと納税で宿泊もできるそうですよ。