奄美大島 黒潮の森マングローブのカヌーは、参加して本当に良かった感動ツアー

奄美大島の弾丸旅2泊3日、今日1日だけが丸ごと時間が使える貴重な日です。
9時前にはホテルをチェックアウトして、弾丸なりに奄美大島を楽しむこととします。

せっかく島の北部にいるので、奄美大島の最北端の岬にある「夢をかなえるカメさん」に寄ってから、マングローブパークでカヌーに乗る予定です。

夢をかなえるカメさん

宿泊したホテル ティダムーンや奄美空港もある島の北部は、繁華街から離れたちょっと田舎なのんびりしたところ。その最北端の岬に行ってみました。

高台にある笠利崎灯台も階段で登れば行けるみたいだけど、時間節約と体力温存のためパスしておきました。

こちらは、かつてこの地にあの竜宮城のお話を彷彿とさせる「ニライカナイ伝説」なるものがあり、使者なるウミガメをモチーフにしたかわいい石像です。

ウミガメ像の各部位には、「頭に触れると知恵が授かる」「後右足にふれるとお金がたまる」など触れると様々な夢が叶うとのこと。お願い事の一覧は台座に記してありました。

なんと石像の甲羅の上にまたがっても良いとのこと。
お願い事は「カメに子供を乗せると元気に育つ」だそうです。

黒潮の森 マングローブパーク

マングローブ林のカヌーには色々な業者さんがいるみたいですが、わたしたちが訪れたのは道の駅も併設している黒潮の森マングローブパーク。マングローブ原生林(国立公園特別保護区)に隣接する大きい公園施設です。

流れに任せて観光してるので、カヌーの予約はしていません。
「満員だったら仕方ないか」的な精神です。(週末とはいえシーズンオフで観光客も少ないかな、とも感じつつ)

受付で次の回(13:00)が空いていて無事予約できました。

カヌー60分コース:2000円/1名 ※2024年4月から3000円に変更

集合時間まで1時間弱の時間があったので、道の駅のレストランで昼食をとることにしました。
他にもお土産物屋や資料館などもあって空き時間がいくらでもつぶせそうで便利かも。なにより空調がきいてるのがいいね。

レストランマングローブ

道の駅でよく見かける食堂風のレストランですが、客層の大半はどうやら地元の人っぽくて意外でした。マングローブカヌーがあるからてっきり観光客向けの施設かと思いきや、ローカルを感じられる活気があります。

私が頼んだのは、天ぷらそば・900円。衣でかさ上げしてない身がつまった巨大なエビが2本も!

主人が頼んだのは、ミックスフライ定食・1200円。

あんまり期待してなかったのにすごく美味しくて、お値段以上の満足感でした。しかも、カヌー券をもっていたら10%割引してくれました。

奄美大島のソウルフード鶏飯やマグロ丼なんかもあって評判もよさそうです。

カヌー発着所へ

荷物をロッカーに預けて、靴下まで脱いでサンダルに履き替えます。(短パンやタオルの無料貸し出しもあり)カメラやスマホは、自己責任で持ち込んでOKです。

1人乗りのカヌーと2人乗りのカヌーがあり、せっかくなのでそれぞれ1人乗りにしました。しかもこの回の参加者は3人だけ!ソロで思いっきりのびのびできそうです。(定員は20名)

この日の満潮は、朝9時頃(182cm)。干潮は2時半頃(61cm)。どうしても満潮干潮時のツアーに人が集中するようです。

ちなみにカヌーに乗るのは初めて。
最初に漕ぎ方のレクチャーを受け、カヌーに乗せてもらいます。沖(?)にでるまでこのように人工的に整備された運河を通るので初心者でも安心でした。

参加者3人なので、1名のインストラクターで出発。私以外は成年男性です。がんばってついてくぞ。

すぐにこの景色。カヌーが群れていないこの少人数のヌケ感、最高!
初カヌーだけど意外と早くコツが掴めたかも。ここの流れが緩やかなのもあるかもしれないけど。

この時間帯はどんどん干潮に向います。時々手を止めながら、干上がりつつあるマングローブの根っこの解説やそこに住み着く魚やカニなどの場所を教えてもらったり、森について説明を受けながら奥へと進みます。

ちなみにこの回は、昨日や午前中の回に比べ、とっても天気に恵まれているそう。水面に反射するキラキラがまるで青天時の雪山レベルで眩しいです。(主人は軽く目をやられた)

マングローブがトンネルをつくる細い水路。
この時間は水位が浅すぎて奥までは向かえません。入り口付近の浅瀬にカヌーを逗留します。満潮時の回だともっと奥まで進むそう。

ただマングローブの根っこなどが見れるのが面白い。

このくらい浅瀬だと、ぽこぽことした気根(呼吸根)やカニがたくさんみれました。

途中、インストラクターが手持ちのカメラやスマホで写真を撮ってくれる時間もありました。あと「自由に漂っていいよー」というフリータイムがあって、流れに身を任せてみたあの時間、めちゃめちゃ気持ちよかった〜!

ただ帰る時は、流れに逆らいながら漕がなければならず(干潮の流れのため)なかなか前に進まなくて焦りました。

インストラクターの方にカヌー同士を繋いで引っ張りましょうか?と声かけされたけど、何とか自力で頑張りました。でもそんな逆流に逆らいながら漕ぐ体験も楽しかった。

この体験が2000円!?お得すぎ!!
奄美大島でお天気に恵まれたなら絶対体験してほしい。

展望台へ

カヌー乗り場の近くに、高台をのぼった先に展望台があります。マングローブの森を一望できる場所です。カヌー体験中インストラクターの方にもお勧めされました。

階段は舗装されているので歩きやすいです。

展望台からは、ついさっきまで漂っていた河口とマングローブの森の様子が一望できます。カヌー体験とセットでぜひ。

それにしても美しい森です。

フナンギョの滝

ここまでサクサクと予定が進んだため、次のホテル(奄美の中心地 名瀬エリア)に向かうにはまだ時間が余ってました。

「奄美の滝でも見て行こうか」と道の駅で調べたり聞いたりして、この周辺でアクセスが良いというフナンギョの滝に寄ってみることにしました。

奄美大島の観光看板には、奄美市公式キャラクターのコクトくんという黒うさぎがだいたいいます。かわいい。

1月でもハブ注意です!ここから先は砂利道になるので車をおり500mほど歩いて向かいます。

歩道は広く整備されているので歩きやすいです。ときおり右の草むらからカサカサと音がするたびに「ハブっ?!」ってビクッとしてしまう。。。

高さもあり岩が積み上がったような滝の道が豪快です。久しぶりに滝のマイナスイオンをたっぷり浴びました。

かつては信仰の滝として崇められ、巫女が滝修行に来るところでもあったようです。

車を止めた場所には桜があり、1月でも花が咲き始めていました。なんでもこのあたりは奄美大島の桜の名所のひとつでもあるそうです。