早朝の静謐なアート群、草間彌生や杉本博司とか。直島ベネッセハウス[宿泊記]

誰もいない朝イチのアート鑑賞も素敵でした。特に屋外展示や光を利用する作品が朝日だとイキイキしてる気がするのでオススメです。

ちなみに屋外作品の多数は、ベネッセハウス宿泊者以外でも見れます。朝ランニングする人や犬の散歩、出勤?みたいな方も見かけました。

草間弥生 南瓜

ベネッセハウスのシンボル、かぼちゃ。昼間は人でわちゃわちゃしてますが、朝は独り占め。

海の水しぶきを結構浴びているのが、かぼちゃにみずみずしさを感じました。屋外ならでは。

しばらくここにいたのですが日常を送る人々がふつうに通り過ぎたりすれ違ったり・・・。気合が入った自分とのギャップが面白かったです。

ブラインド・ブルー・ランドスケープ

レストランやショップのあるところから、パーク棟に戻る長い廊下に長く続く作品。

朝日の角度だと光が反射して反対側の面にもキラキラが増幅。朝日が登って行く数時間だけの現象です。

太陽の角度でどんどん見え方が変わって行くのが美しかった。ぼーっと眺めていたら朝食レストランに向かう人に出会う時間になってしまった。

宿泊者限定のクローズド作品

ルームキーで管理されていて、一般人は入れないエリアにも朝向きな作品がありました。

ちなみに作品ではないけど、この安藤忠雄らしいコンクリート建築も朝日が光の入りを限定しているからこそ強く朝日を感じる。

宿泊者外は見ることのできない作品で朝が映えてた作品はこちら。

杉本博司の「観念の形 003 オンデュロイド」。杉本博司作品は、いつも静かに上品に私の精神を「持っていって」くれます笑

四方を建物に囲まれた中庭にあります。この小さな窓からしか見えず、もっと開放感のある窓とか外に出られたらよく見えるのにと・・近づいたり、離れたり、見るのにモヤモヤしてたんだけど・・・

これってもしかして、掛け軸のような見せ方かしら?と思えてきました。そうすると窓のプロポーションや下のすりガラスがしっくりくるんだよねえ!