マイラー&修行僧や飛行機LOVERに一度見て欲しい「ジェームズ・タレル」の現代アート[座席は窓側派]

タイトル通り、私のようにSFCやJGCの修行僧をする(した)ために過剰に飛行機に搭乗する方、飛行機に乗るのが好きな方、長距離線でも窓側シートが好きな方など・・。

もし美術鑑賞が苦にならない方にオススメしたいのが、ジェームズ・タレルという現代アーティスト。

光のアート「ジェームズ・タレル」

ジェームズ・タレルは1943年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。ポモナ・カレッジ(カリフォルニア州)で知覚心理学と数学の学士号を取得。カリフォルニア大学大学院にて美術史を学んだのち、クレアモント大学大学院で芸術修士号を取得。アメリカ航空宇宙局研究所に勤務後、一貫して光と知覚の関係をテーマに作品を制作し、光の存在を改めて認識させるようなインスタレーション作品を発表してきた。

美術手帖ホームページより抜粋

直島では、地中美術館と閉館後のナイトプログラム、家プロジェクトの南寺で作品を鑑賞、いや体験できます。

彼の作品は、画材や造形材を用いる一般的なアートではなく、光を使った舞台とか装置のようなものになります。だから作品を買うとか、作品集で鑑賞するという事がほぼ不可能。

作品のある場所に行かないと鑑賞できないアート。

これは地中美術館に展示されてる全ての作品に共通しているものです。そして作品と建築が合わせて・合わせながら美術館を設計しているのか、作品周りの空気感のパワーの際立ちも増しているように感じます。

ちなみに地中美術館のモネの睡蓮は、一番有名なパリのオランジュリー美術館で見たものよりも、格が違うくらい凄かった。(個人の感想)

異例なパイロットの経歴

地中美術館にある「オープン・スカイ」は、屋根を取り払い直島の空の移り変わりを利用した作品です。

経歴の通りアメリカ航空宇宙局研究所の勤務経験と過去パイロットだったこともあり、光のインスタレーションは、その時の経験が大いに関係していると思います。

ナチュラルな空の色と、ゆっくり色が変わるデジタル光とのインスピレーションは、おそらく上空で感じた空の体験が大いに関係があると想像できます。

元修行僧(ANA&JAL)として「パイロットが空を題材にアート」したと例えると、自然と彼の作品に魅せられたのかもしれません!

台風の上空

作品は写真撮影不可なのですが、私が飛行機でハッとして夢中で撮ったこんな写真を彷彿とさせます。私ごときの写真を引き合いに出すのが非常におこがましいですが笑

色合いも、モンサンミッシェルで見たこんな大陸の夕焼けとか・・。そんな風景記憶が共鳴したのかもなあ。

余談

直島で主人と一緒に見た現代アート群のなかで、二人の間に観賞後の温度の差が一番あったのも「ジェームズ・タレル」の作品でした。

地中美術館にある「オープン・スカイ」という作品内で45分間の鑑賞プログラムに参加しました。

色の移り変わる日没の時間に合わせて、地中美術館の閉館後に事前予約制・少人数で開催されます。入館する直前には夕日も見えた〜。

人工光が色を変えながら、空の色が様々な表情を見せてくれます。そこには雲や月も登場します。まさに上空での太陽と空のようです。

プログラムを終えて、私は時間を忘れるほど没頭(体感は15分程)したのですが、主人は時間が長すぎて苦痛だったと。

アートの感じたかは人それぞれなんだな〜と。

ちなみにベネッセハウス宿泊者は、このプログラムの参加者用に行きも帰りもベストタイミングでバスが到着。夕食の開始時間も融通がききました。直島で効率よく動くには本当にベストホテルです。