阿蘇山めぐりはモヤの中。モヤモヤを癒してくれた阿蘇神社門前「ごとう家」のあか牛丼

朝8時台に阿蘇くまもと空港に到着しレンタカーを借りて出発です。早朝便のおかげで時間もたっぷり!と思いきや、あいにくずっと天気は曇天のようです・・。

今夜の宿は黒川温泉。阿蘇くまもと空港と黒川温泉の間には、阿蘇エリアがあるので、一度は見てみたい阿蘇の噴火口へ向かいたいと思います。

なんだけど・・・

一度はみたい阿蘇の火口

予定していた阿蘇中岳火口に向かってはみるものの、どんどん標高があがるにつれガスってきてしまいました。どうやら熊本は前日まで晴天で暖かかったのに急な雨と曇りで寒暖差がやばかったみたいです。

かなり徐行運転しないと対向車のライトも見えにくく危なくなってきました。

火口まで行くための有料道路(普通車 800円)を通らないといけないのですが、普通に営業している模様。職員の方に状況を一応聞いてみたら「風が強いから吹いたら一瞬見えるかもしれない」との消極的な返答でした。

せっかくここまで来たし、次はもう見る機会はこないかもしれないかも・・と考えてしまうと、チャレンジしてみようかと。

もの好きな先客が3台。

ものすごい強風が吹き荒れてて、ちょっと期待。

しかし、終始モヤなのか噴煙なのかさっぱりわからないホワイティな世界。あの有名な場所はここらへんですかね??

強風が吹いても、横殴りの小雨でびっしょりに濡れ寒さに凍えるだけで、

貸切状態の中岳火口見学エリアを後にしたのでした。

阿蘇一の宮門前町

結局不完全燃焼のまま山を下りやってきたのは阿蘇神社のある門前町「一の宮」。

ここは良質な地下水が豊富に湧く町で、その湧き水が町中にふるまわれている水の町です。。

こんな名前のついた水基とよばれるものが町中に何十とあり、飲料水として持ち帰る人もいるそうです。

ごとう屋 あか牛丼

霧に包まれた寒空で見たいものも見れず、しかも朝から空腹。駐車場から一心不乱に向かった場所は「ごとう屋」さんです。

早めのランチをいただきます。

あか牛丼だけでなくたくさんのメニューがありましたが、ここの一番おすすめと紹介されてたメニューを頼みました。「あか牛丼とあか牛だご汁セット」2100円。

どんぶりいっぱいに敷き詰められた「あか牛」がやわらかくてだし醤油ダレとの相性も最高!だご汁も「あか牛」の出汁が旨味たっぷりで、なんといっても凍えてた体が温まるのがとっても幸せ。

美味しいものは凍えた心も解き放ちます。さあ切り替えてこ。

名物の高菜はセルフでおかわり自由。

サーブされるお水はもちろん、この町の美味しい湧き水です。

阿蘇神社

食後は阿蘇神社へ。2016年の熊本地震で被災した修復作業真っ只中のようです。

重要文化財の楼門もかなりの被害が出たそうで、現在も進行中。ただ囲いがあるけど屋根部分などはかなり復元が進んでます。

拝殿はすでに修復が完了し、新築然としたお姿に。

国造神社

国造神社とは、阿蘇神社を本宮として北にある北宮と呼ばれる古い神社。目指す黒川温泉方面に鎮座しているので寄ってみます。

周辺は民家や畑がある何でもない場所で、観光客向けではなく地元に溶け込んでいるような神社でした。

竹林や杉林に囲まれた神社で、周辺はところどころ湧き水が流れる瑞々しい神社です。

長い参道を進み奥にいくと古い社殿があります。こちらは1672年に作られたもので熊本地震にも耐えたそうです。その地の強さからパワースポットみも感じます。

国の無形民俗文化財指定もされている由緒ある農耕神事が毎年行われているそうです。(訪れたときは無人の神社でした)

かつて生育していた樹齢2000年の大杉。
この神社自体が約2000年の歴史があるので、建立時からあったもも。ただ1991年の台風で枯れたしまったそうです。現在はその一部が保存されていました。

湧き水という水源に恵まれた環境といい杉林といい、小さな小さな屋久島っぽいな。なんてそんな印象も感じました。