菊屋には6種・8カ所もの大浴場と貸切の温泉浴場
私が絶対入れない男湯を除くと6カ所もの温泉を楽しめる計算です。
ちなみに温泉付きの客室も本館以外に源泉掛け流しの温泉付きの離れと、今年新しくオープンした別邸には(たぶん循環の)温泉が部屋にしつらえてあるそうです。
そのため全客室の3割強が客室に温泉がある状態です。このご時世、部屋から出ないで温泉を楽しめるのは安心です。
ただ私たちが泊まる夏目漱石が泊まった部屋・本館「梅」は、残念ながら部屋風呂は温泉ではありません。歴史のある建物のことを考えると仕方がないことです。
しかしここには6種類の浴場があるのでそれはそれで楽しみです。
5カ所の温泉を巡る
せっかくなので、温泉に行くたびに全ての温泉にチャレンジしてみました。
湯回廊とはうまく表現したもので、中庭の池を中心にぐるりと点在していました。温泉施設は全てリブランド後に建てられた新しい施設です。清潔感のある空間でした。
また種類も多く、温泉付き客室が増えたおかげもあり、どの浴場も人が少なくとても快適でした。
露天風呂
大きな内風呂と露天風呂のある男女別の大浴場。
日中に入りました。光が差し込む大きめの窓なので中でも外でも開放感がありました。露天風呂のまわりは裏山のような感じで木々に囲まれた自然の中。とってもベーシックな大浴場で一番リラックスしたかもしれません。
貸切温泉 露天風呂
露天の大浴場のそばには貸切風呂が二つありました。「月」とい「星」だそうで違いは湯船の形くらい。
こちらは夜に行ってみました。まず入ってびっくりしたのは大音量のカエルの大合唱!ちょうどそういう時期だったようです。
気になって同時間帯に2カ所のぞいてみたけど差はない合唱具合でした。きっとそばの露天風呂でも聞こえていたんじゃないかな。臨場感は貸切風呂のほうがあり、私は気になっちゃって早々に退散です。
貸切温泉 屋内浴場
貸切風呂は他にも1カ所・2つあります。
すりガラスの窓も歴史を感じる木造の渡り廊下を渡った先に、地下(というか川岸に降りる)階段があります。
この貸し切り風呂の難点は、階段を降りないと先客がいるかどうかわからない事。4回ほど撃沈しまし最後は「絶対入る」と意地になります。
一番お気に入りだった「岩戸の湯」。浅めの湯船だったので寝湯のようにリラックスできました。温度も心なしかぬるめです。
そしてもう一つの「古代の湯」は、唯一の熱めの温泉だそうで注意書きもありました。しかし人気のようで結局一度も空室になることがなく体験できませんでした。
大湯殿
おすすめの温泉浴場をチェックイン時にアテンドしてくれた袴のおねえさんに聞いたところ、個人的に好きだと教えてくれたのが室内の大浴場です。
渡り橋がある川を模したアミューズメントチックな個性的なお風呂でした。こどもが楽しそうに入浴していたのが印象的でした。時間帯で男女入れ違いになるのですが、広い方に当たったときの入浴がおすすめです。
昭和モダンを残す八角堂
帳場近くにはエレベーターがあります。
奥に見える扉がエレベータで、古い建物にあ最近になって設置したもののようです。しかし、この裏側は八角堂なのですが・・・
八角堂は、昔はステキなサロンだったんだろうなあと感じる雰囲気で、レトロな家具がマッチしています。昔の窓なので閉まりが甘いところなんかはご愛嬌。
今はコーヒーマシンやティーサーバーがあるパブリックスペースです。
ただですね、この八角堂の1/3分くらいのスペースがエレベーター設置によりこのように潰されていました・・。はあぁ。
テラスがありちょっと出てみると、まるで池の上に建っているように見えます。
鯉がたくさんいて、鯉のエサが売れられていました。ちょうど子供がパラパラ撒いてて集まっています。