秘境なのにアクセス良&泉質は美人の湯、12軒だけの梅ヶ島温泉。湯心の宿 いちかわ[宿泊記]

昨年に引き続き、今年も極上泉質が恋しくて静岡市の梅ヶ島温泉に一泊してきました。

小さな温泉郷 梅ヶ島

梅ヶ島温泉は12件の宿が集まる小さな温泉郷です。見渡す限りの緑と数軒の宿しかなく、いい意味でなにもない分ちょっとした秘境気分が味わえます。

小さい宿ばかりなので全体の宿泊者数も絞られています。のんびりしているし、団体ツアー客などはなかなか来ることは難しそう。セルフで来たい人たちだけが来る、そんな感じ。

でも意外に高速道路を降りてからのアクセスが良いし道路状態もちゃんと整備されていて、何といっても路線バスも通っているので小さい温泉郷のなかでも訪れやすいのが魅力です。

旅館いちかわ

今年は昨年泊まった清香旅館さんから2件隣の「いちかわ」さんにお世話になります。

川側8畳ベッドルーム+6畳居間

古い建物をリノベーションしているので、階ごと部屋ごとに趣が違います。

予約したのは川を望み一番広くベッドルームのある部屋、ただしバストイレがない部屋「かつら」です。

川側viewで緑が眩しいです。一番人気の季節は紅葉の時期だそうですが、緑が瑞々しいこの季節も人気だそうです。

部屋にトイレはありませんが、同フロアにある共有トイレ(新しくて綺麗)は、コロナ禍に配慮され私たちの部屋専用になっています。中はドライヤーもあるドレッサー付きの広いものでした。

寝室はベッドがセットされています。和室でもベッドだと思いっきりくつろげるので好きです。純和室だとお布団の上げ下げでスタッフが来られるたびに何だかんだで気を使ってしまうので・・。

リビングにテレビはもちろんあります。が、

ベッドルームにもテレビがありました!

館内はWiFiフリーなのですが、インターネットルーターの出力が弱いようで、宿泊した最上階 3階の部屋ではちょっと電波が途切れぎみでした。そのため部屋での娯楽はもっぱらテレビになっちゃうかも。

ベッドルームには引き戸のクローゼット。右は玄関の様子、広々としています。

館内着は浴衣+羽織、おしゃれなニュアンスカラーのオリジナルタオルが置いてありました。旅館名とか入っていないタイプ。持ち帰り後に後々使いやすい笑

お茶菓子は前回の清香旅館さんと同じものでした。小さな温泉郷なので、これがこの地域での銘菓なのかもしれません。

源泉掛け流し・美人の湯

楽しみにしていたとろとろの湯の温泉です!

「この時期には二人までの入場でお願いします」とのこと。人数は入り口でスリッパの数で確認できます。しかし、さすが美人の湯、みなさん長湯気味なのでなかなかタイミングが難しいです!

男女とも露天風呂があるのですが温度高めなのでゆっくりは無理。じっくり入るなら内風呂になります。温泉はいつも人気なので同じ志を持った同志達と美湯を譲り合います。

いちかわのお湯はトロつるのお湯ですが、前回の宿に比べ比較的さらりとしていました。ちなみに大雨が続いていた時期なのは関係あるのかなあ??

ぬるめのトロつるの温泉はクセになるわ〜。女子的に例えるなら、さらっと肌馴染みの良い軽め美容液のようです。滞在中4回入らせていただきました。

個室夕食・会席料理と孤独のグルメごっこ

食事は食事専用の別フロアの客室でいただきます。

テレビがあったのでスポーツ観戦。さながら家のようなくつろぎ感でリラックスできます。。朝食も同じ部屋でした。

夕食は、地場の食材を使った馴染みのある優しい会席料理です。ただしお腹いっぱいになる量で次々とお皿が出てきます!素朴だけど上品な前菜ぞろい。

和牛も厚みがあり食べ応えがあります。

サラダも量がたっぷり。ひとりでは大きいくらいのわさびが付いてきます。鉄板焼きの薬味なのですが、あまりにもたっぷりなので後ほど「孤独のグルメ」ごっこをすることに。

ナスのホイル焼きと、川魚の天ぷら。

しんじょと、椀ものはそばがきのような蕎麦団子を揚げたもの。これ好き♡

さて白いご飯で孤独のグルメごっこ、おろしわさびにたっぷりのおかかと醤油で食べるわさび丼。だいぶ前に放送された伊豆の河津町「わさび園かどや」の回を真似てみました。

あまりにもシンプルすぎるメニューに当時度肝を抜かれ強烈に覚えています。

孤独のグルメ Season3 第3話「静岡県賀茂郡 河津町の生ワサビ付わさび丼」

白いご飯に大量わさび+おかかを見かけて「こ・・これは?!」と思い出しました。

朝食

朝食は湯豆腐の定食です。朝も手抜かりなく丁寧に作っているのがとても好感がもてました。