この9月、特に初旬はまだまだ「旅行なんて・・」雰囲気が漂っていたので、隣県へドライブがてら宿泊してきました。
今回は泉質が素晴らしい!という評判を聞きつけ、秘境温泉に行ってきました。(主人が好きなため)秘境温泉シリーズができるかもしれません笑
安倍川の源流、梅ヶ島温泉
安倍川は、東海道新幹線「静岡駅」近くに流れる大きな河川です。その源流の奥深いところにひっそりとある小さな温泉地です。
もうこの先には何もない梅ヶ島街道の最果てに今回訪れた「梅ヶ島温泉」はあります。驚いたことに路線バスも通っていたので意外にアクセスはしやすいようです。
いまは数件の旅館が営業しているだけでひっそり。
昔ながらの素朴な旅館だけど、凄い泉質
今回泊まるのはこちらです。宿泊の2日前に予約しましたが、良い部屋から埋まってしまっていて、トイレは共同の部屋しか空いていませんでした。(そんなに不便はありません)
ほんとGO TO キャンペーンは高いお部屋から埋まっていく・・。
おばあちゃん家に来たようなほっこりする和室。古いけど清潔感あります。素晴らしい泉質の温泉が目的なので十分です!
すぐそばに温泉湯滝と呼ばれる滝があり、少し上まで階段で登れます。トップの写真は上まで上がって旅館を望んだ写真、温泉街の全景が見渡せます。
番号札のあるところは実際に源泉がある場所です。
濃い温泉、湯花かなり多め!
この日は旅館一番乗りで他にお客様がいらっしゃらなかったので、浴場を撮影させていただきました。
源泉は、アルカリ単純硫黄泉。
源泉からひいたままの温度のぬる湯と、適温に加温した浴槽があります。入り比べしたのですが、このぬる湯がずっと入っていられるくらい心地よいのです。
お湯でも水でもなく体温と変わりないくらいの温度で、普通の温泉ならのぼせて長い間入っていられないですが、それがないので30分以上も余裕です。
結局滞在中に4回ほど温泉に入りにいきましたが、ほぼこのぬる湯にずーっと入っていました。何度も入ると、肌の表面の質感が化粧水を重ねづけしたような感覚でだんだん変わってきます。
特にかさつく寒い時期は最高かもしれません。
そして浴槽には片栗粉のダマのような質感とにごりの湯の花がたーーーぷり!と沈殿しています。初めてみる光景にびっくり。(写真ではわかりずらく掲載は見送り)
そして、テクスチャーは美容液のようなとろみ。
時間が経つとお湯から成分が沈殿するようです。温泉口から出るフレッシュなお湯は、沈殿物なしの透明です。
女性風呂は自然光が入らなかったので、効能書きの黄金色はわかりませんでした。
武将たちの湯治場とはなかなかの歴史がありそうです。今のようにボディケア品などがない時代には、天然のボディケアができる温泉だったのかもな。
小さい旅館なのに、源泉から常に掛け流しされているのが贅沢すぎます。
山の幸と、静岡の海の幸。夕食と朝食
夕食は、客室を食事専用に改装した個室でいただきます。
こちらに鮎の塩焼きと女将手作りのデザートが加わります。天ぷらもカラッと上がっていて美味しかった。
朝食は、大広間の朝食場で。量も十分。昼食は食べれなかったくらいです。共用スペースにコーヒーサーバーがあり、客室でゆっくり飲めました。
小さい温泉郷ながら、オリジナル商品も
なんと梅ヶ島温泉を使ったオリジナル石鹸が販売されていました。期待しか感じません! 1つ900円、もちろん購入しました。
梅ヶ島温泉の温泉水が成分の24%も使用されています。これはこの石鹸の成分表的に一番多い割合。まだ開封していませんが後日感想を追記してみようかと思います。
静岡県静岡市梅ヶ島5258-12
JR静岡駅から静鉄バスで115分、温泉入口下車(片道1,630円)、新東名高速 新静岡ICから車で50分