栃木2泊3日旅。1日目のビジネスホテルから一転、2日目は温泉にゆったり癒されに。
栃木県の温泉といえば那須塩原あたりが有名だけど、何回か訪れたこともあるし今回は別のところが気分です。泉質や雰囲気など折り合いをつけて決めたのは、那須塩原より少し奥まった場所にある歴史ある小さな温泉郷「板室温泉」です。
ONSEN RYOKAN 山喜
板室温泉で営業している宿は10軒もないくらいすごくのんびりしたところでした。観光客のためのナニカがあるわけでもなく、いい意味で何もない!
そんな静まり返った温泉郷に一際目立つモダンな要塞みたいな建築物。
それが今日宿泊するONSEN RYOKAN 山喜。
外観写真はチェックしていたけど、目の当たりにすると温泉旅館というのが意外すぎてびっくりしました。
一休.com ダイヤモンド特典
ちなみに一休.comのダイヤモンド特典のある宿です。さっそく特典のアーリーチェックインを利用させていただきました。
一休.comダイヤモンド特典あり
Onsen Ryokan 山喜オリジナルお土産をプレゼント(1組に付き1つ) (1組につき1個)
レイトチェックアウト12:00(通常11:00)
アーリーチェックイン14:00(通常15:00)
オリジナルのお土産はお部屋の中で紹介します。
温泉の滝でお出迎え
要塞のように塀に囲まれ外からでは中の様子がわかりません。門をくぐり玄関のある2階へと階段を進みます。
その階段は暖かい温泉が滝のように流れる演出が!流れる水の音が心地よい。
2階に上がってようやく見えてきた宿の雰囲気〜。和風な中庭と全面ガラス張りのモダンさが印象的で旅館じゃないみたい。こちらは玄関です。
中も、旅館というイメージでいると予想外の館内の雰囲気。全8室しかないので宿泊者だけがのびのび過ごせる空間に特化した感じです。
チェックインのときに、冷たい抹茶ドリンクと冷えたデザートとおしぼりをいただきました。8月の猛暑だったので嬉しかった〜
客室は上階にあります。全体的にプライベート感がありつつも、レストランなどはおしゃれな雰囲気がありメリハリがありました。
柚の部屋
予約するときにすごく悩んだのが、どの客室を選ぶか? 8室の客室は間取りからデザインもほぼ全部異なって個性的なのです。
なにが正解が全くわからず、空室があるいくつかの中から選んだのは「柚(ゆず)」。ここはテラス付きの部屋だそう。
床だけが木のフローリングなだけのあたたかみのある和室は、変則的な間取りが個人的に好みです。
和風ロッキンチェアがありました。
冬は床暖房でぽかぽからしいのだけど、ただの床暖房じゃなくて温泉の地熱利用の床暖房のようです。そんなことができるのは温泉の源泉を所有している旅館だから。
小上がりになっているベッドフロアの先に、これまた和風の風情があるくぐり窓の先に広いテラスが。
ウッドデッキのテラスには巨大なデイベッドが!寝転ぶと体のカーブに沿って寝心地もなかなか。夜にはライトも点きます。
ただ、この時期(8月)は猛暑に加え虫たちも活発なので、テラス付きを選んだのは宝の持ち腐れだったかも・・・。滞在中トータル15分くらいしか出なかった。
あとテラスからの景色がなかなかギョッとする風景でした。道を挟んだ向かいにある「加登屋旅館」の最上階がよく見えるのですが、窓の障子がボロボロで見た時は「廃旅館?!」ってびっくり。あまり印象が良くありませんでした。
よくよく調べると、加登屋本館は国指定登録有形文化財にも登録された歴史のある旅館で、今もしっかり営業中。ボロボロの障子があった上階は今は使ってないだけみたいでした。大正時代の建物らしく、板室温泉はとても歴史ある温泉地の証みたいなものですね。
廃旅館じゃなくて良かった〜。夜の怖さが違うもんね。
コンパクトな洗面台はタイル張りで華やか。
アメニティはなかなか通好みの良ラインナップ。
こういうのは女性を意識したラインナップがちなんだけど、ユニセックスに使える松山油脂のLEAF&BOTANICSのスキンケアシリーズ(このオリーブオイルシリーズは後に廃盤)に加え、メンズアイテムとして4711 ポーチュガルのアフターシェービングローション&ヘアトニックがお部屋置き。
チェックインのときにラッピングされていただいた一休.com ダイヤモンド特典は、松山油脂の消毒ジェルでした。旅行の最中に使えるしありがたい。
旅館のテラスからの眺め
この建物自体にもちょっとしたテラスがありました。
客室フロアから外にでるとちょっとしたチェア&テーブルがあります。ただ猛暑だったのでやはり室内が快適ですが。
中庭をぐるりと見渡せる感じ。3階建の建物ですが旅館のスペースとしては2階分です。(1階はガレージ等)
中庭のウッドデッキでファミリー客がくつろいでいたり。写真では見えないけどあのデイベッドが置いてありました。
周りの景色はこんな感じ。立地は板室温泉郷の真ん中らへんだけど、この通りのんびり。
あまり開発されすぎてない素朴な風景で、おこもりステイや静かに過ごしたい人にはたまらないと思います。