開湯1000年の板室温泉。わずか8室なのに2つの自家源泉を持つ「ONSEN RYOKAN 山喜」の源泉掛け流し贅沢湯[宿泊記]

2つの自家源泉を掛け流しで

板室温泉は杖いらずの湯として知られています。昔から関節痛に悩む人から人気のお湯がだそうです。そしてONSEN RYOKAN 山喜がすごいのは、敷地内に2つの自家源泉を持っているところ。

温泉成分表をみても全8室のためだけには充分すぎる湯量で、鮮度はばっちり◎。そして夜中でもこんこんと掛け流しされいつでも入ることができるのです。

陽 hidamariへ

一休ダイヤモンド特典で通常より1時間早くチェックインできたので、宿へは一番乗り。

なので、誰もいない大浴場を撮らせてもらいました。

内湯は、光の加減なのか澄んだブルーの温泉が美しい♡

綱の湯(つなのゆ)

「杖いらずの湯」と称されているのは、この吊られた縄を握りつつ深い浴槽に立って当時すると、特に下半身に水圧がかかり血行がよくなることから由来したそうです。山喜ではさらに足ツボ効果のある石がボコボコ敷き詰められていました。なかなかの痛さ!

この「深湯」という入浴法は大好きでして。特に旅行中の足のむくみとりになりとっても気持ち良いのです。最近では深湯も増えてきて、思い出すだけでこちら↓も深湯の温泉でした。

びっしりついた湯の花を見るとさらに温泉効果が上がりそう。私結構プラシーボ効果が効いてしまうタイプです笑

pHは9.66と高めなのでいわゆるお肌ツルツル系の美人の湯系かな。少しぬるめが心地よい温泉でした。

長湯がおすすめな温泉なので、浴場の一角に、お風呂で読める本棚がありました。
手に取ったのは、お風呂で読める「風呂マエ・ロマエ」 お風呂で漫画が読めるなんて・・こんなの発売されてたんだ!(今は廃盤中)

外湯にはひとまわり小さな浴槽が。テラスには客室にも置いてあった同じデイベッドが置いてありました。自然豊かな場所であり油断すると虫がやってきてしまうので早々に退散。夏はそういうのがやっかいです。

アメニティセンスが素敵

客室のアメニティラインナップも良かったので、大浴場も期待してたけどこちらも良かった!
クレンジング系は客室と同じ松山油脂のLEAF&BOTANICSのスキンケアシリーズでした。

さらにシャンプー類は、那須塩原で無肥料減農薬の桃農園を営むご当地もの。小山田桃農園のオリジナル桃シャンプー「シャングリラシャンプー&トリートメント」。香りがすごく良くて癒されました。

20〜24時は家族風呂に

温泉は、チェックイン〜翌朝10時まで夜通し楽しめるのだけど、20〜24時の夜の間は部屋ごとの50分間貸切風呂になります。これはいいサービス!

どうしても早い時間から埋まりがちで、私たちは21時からのタイミングで予約をとりました。夕食後少しお腹がこなれてきた頃に入浴できてベストだったかも。

さらなるリラックスを求めて

枕 フィッティングルーム

私が長湯をしている間に、主人が枕のフィッティングサービスを受けていたようで、部屋に戻ったらこんなものが私の布団に。

抱き枕
枕を変更できるサービスはよくあるけど、抱き枕の貸し出しは珍しい! 西川製の山喜オリジナル抱き枕だそうで一晩使わせてもらったら、すっかり抱き枕のファンになりました。

後日どうしても忘れられなくて西川の店員さんにも聞いたけど、宿のオリジナルは微調整を加えたオリジナルのものらしく、まったく同じものはないそうです。(山喜オリジナル抱き枕は宿で販売中でした)
結局似ている抱き枕を購入しました。カバーは山喜オリジナルが心地よかったなあ。

後ほどフィッティングルームをのぞいてみたらかなり本格的でした。寝ながら枕選びしつつも、マットレスのフィッティングすらもできるようです。

マッサージチェア

お風呂上がりには、つま先まで癒されるマッサージチェアも。雅な中庭を眺めながら至福〜。

真夏と真冬以外なら、客室テラスのデイベッドでのんびりするのもいいなあ。(8月は明かりに寄ってくる虫が大敵・・)

夜ライトアップされた山喜もステキです。