日本三大秘境の祖谷(いや)に湧く温泉は、①北海道 ニセコ薬師温泉 ②青森県 谷地温泉とともに③祖谷温泉は日本三大秘湯とも呼ばれ、一生に一度は入ってみたい温泉でもありました。
日本三大秘境 | ①岐阜県 白川郷 ②徳島県 祖谷 ③宮崎県 椎葉村
日本三大秘湯 | ①北海道 ニセコ薬師温泉 ②青森県 谷地温泉 ③徳島県 祖谷温泉
渓谷の隠れ宿 祖谷美人
秘境といわれながらも、現在は整備された道路と本数は少ないけど路線バスも通っています。思っているよりも道のりはスムーズです。
ただかつては秘境と言われた場所、道路以外の場所は雄々しい自然しかありません。
今日の宿は、路線バス停もそばりあり、このあたりでも割と賑やかめな所にあります。客室で源泉掛け流しの祖谷温泉が楽しめるという「渓谷の隠れ宿 祖谷美人」です。四国の温泉で源泉掛け流しできるところはとってもレアなんだそうです。
何といってもネーミングが良い♡
全9室、まさに隠れ家・おこもり宿
このフロントフロアは、これから外の俗世との関わりを断ちおこもりできる結界みたいなもの笑 実際チェックアウトまでほとんど他の方と会うことはなかったです。
一角には各トラベルアワードを受賞した盾などが飾ってありました。そう、ここは口コミ評価が非常に高い宿なのです。
フロントからエレベーターで下の階に下がると客室のあるフロア。こぢんまりとしたパブリックスペースとお食事処があります。自動販売機もひっそりあってお酒も補充できるぞ。
実はここ、共用施設がとても少ないのです。温泉旅館なのに大浴場すらありません。くつろぐ要素は全部客室にあるのです。
露天檜風呂付き客室
アサインされた「百合の岳」の部屋の前には坪庭がありました。
入った瞬間、ベスポジに鎮座するマッサージチェア。これは美しい景色の中でマッサージチェアに身を委ねるしかない!
ちなみにこのマッサージチェア、足先まで旅疲れを癒してくれ最高でした。
生花も美しく。
素敵な木カゴにはお茶菓子が入っています。
温泉は全客室内湯のため、食事以外はほぼ部屋から出なくてもいいように、アメニティは部屋に充分に揃っています。ロゴ入りのタオルも多めに置いてありました。
天空の半露天温泉
楽しみにしていた源泉掛け流しの温泉。
ヒノキ風呂のあるところは部屋の一部とはちょっと違って、テラス(ベランダ)という表現が1番しっくりくるかも。窓ガラスに見える部分は実はガラスのフェンス。上部は吹き抜けです。
外は深い渓谷、空中に浮いているかのような絶壁の絶景!自然しか目に入らない特別な景色でした。高所恐怖症だけどiphoneならギリギリ撮影できました↓
冬はちょっと寒いときがあるので、夜中は半透明のシェードを下げて冷風を遮ることもできます。
温泉は、最初にコントロール方法を教えてもらって好みの状態でいつでも入浴可能。極力水で薄めたくないので、熱い源泉を少し冷ましておくのがお気に入りです。
澄んだ温泉で、冬はちょっと体が冷えたら何度でも入りたくなる〜。浴室内にベンチがあるのがまたいいのです。
お風呂としての機能もしっかり。
可愛い柄の浴衣も用意されていました。
展望テラス
宿泊者しか行けない展望テラスがあります。
くつろぐこともできるけど、この日は天気に恵まれないのもあり冬はちょっと寒い。でも秋から冬は虫が出ないので外で過ごすのもおすすめみたい。
フェンス越しの眺めは、より渓流がはっきりと見えて、秘境と呼ばれた祖谷のダイナミックな自然を感じることができました。
そして気づきました?上の写真、右上の方からかすかに水がちょろちょろしたたり続けているのを。
上を見上げると、小便小僧ならぬ小便狸が! そしてその粗相のお水が渓谷めがけてずっと流れいるのです!
このテラスの上は蕎麦処も運営していて「清流のそば処 祖谷美人」というお店。そこのマスコットたぬきの仕業のようです笑 今日見てきた祖谷のシンボル「小便小僧」のパロディみたいなものでしょうかね。
祖谷そばはこのあたりの名物料理。今日の夕食にもここのお蕎麦がコースに入っているそうで楽しみです。