原宿 ヴーヴ・クリコ展「ソレール カルチャー」女流アート鑑賞から一転、虎の群れに放り込まれた1日

Veuve Clicquot 〜 Solaire Culture

7月までの約一ヶ月間、フランスのシャンパンブランド、ヴーヴ・クリコが創業250年を記念する世界巡回企画展「ヴーヴ・クリコ ソレール カルチャー ~太陽のように輝く250年の軌跡~」が原宿で開催されていました。

シャンパン好きなら行かなくては!と思っていた展示会です。

創業者亡きあと事業を継いだ未亡人マダムクリコが、今日のヴーヴ・クリコというブランドの礎を築き当時としては珍しいトップとして牽引する女性をオマージュし、展示アーティストは女性のみという企画。

そこらへんの背景がいっぱつで理解できるMANGA作品も展示。

安野モヨコ先生ももちろん参加アーティストです。(作品は出力だけど直筆サインが入ってた)ここを皮切りに世界巡回していくそうです。

入場無料

原宿駅前、タダで鑑賞できる上にコロナ対策で入場の人数制限アリ。でもネット予約できる。

という、素晴らしく予定が組みやすいシステムだったので原宿方面への用事があるお出かけついでに行ってみました。

草間彌生

でた!草間彌生! ベースはマダムクリコの肖像画です。

作品を見るたびに好きという感情からいい意味で遠くなる・・さらには魂が抜かれてしまうようなトランス感があるのが私にとっての草間彌生。

そしてこれは松本美術館で「喰われる!」と恐怖に慄いたあの作品の系列ではないか。

オスカルのようだったと伝えたい

「夜の闇の中に咲いた私の心」という100個限定で販売されるという2012年ヴーヴクリコのヴィンテージボトルとのコラボレーション作品。

この絡みつく花の閉塞状態は・・どこかでみたような・・・??

思い出した!幼心に衝撃だったアニメ「ベルサイユのばら」のオープニングの蔦に絡まるオスカルだ!!

一人で鑑賞していたのだけど、これを誰かに伝えたい欲求でむずむずしておりました。ここに吐き出す場があってよかった。

作品と一体化しているボトルは一体どのように販売され価格はいくらかなどの情報は見当たらずじまい。とても高価であることは間違いないと思う。

ちなみに右のスペシャルボックス入りのものは23,400円で会場のギフトショップでも販売していました。

歴代の限定企画に見覚えが・・

アート展示に混ざって、歴史を振り返る企画としてヴーヴクリコで限定販売された数々のコラボ商品&限定品の展示もしていました。確かにシャンパン界隈はクリスマスやバレンタイン時期にこんな企画をしてたなあ、店頭でも目にしたことがあるものもありました。

氷を入れるクーラーボックスなんかはよく見かけました。ISSEY MIYAKE風のBAOBAO風のクーラーいいなあ。これはベルギーのアーティストとのコラボだそうです。

こちらは氷を使わなくても冷えたボトルの冷たさをキープできる「ボトルジャケット」と「クーラーケース」の歴代コーナー。

これは!?うちで今でも使ってるジャケット!!

いつからか家にあってスパークリングワインは私しか飲まないのでもらったきりそのまま愛用しているもの。これに入れておくと結露しないしとにかく便利。

いつからあったのかも分からなかったけどこんなに前のものだったんだ。

ちょっとプリントのデザインが違うけど、今でもめちゃくちゃ愛用しています。これからも大事に使おう。(中身は普通のスパークリングワインが多いけど)

他には、靴を脱いでクリコとシャンパンのカラーや質感を全方向で感じられる作品があったり。この布の質感がシャンパンの泡のようで、床は艶やかに反射しグラスのなかに迷い込んだようでした。

ミュージアムショップ

一番人で賑わっていたのがミュージアムショップとレストラン。

ちょっと高いかな?と思ったけど、かなりの大判で日の丸のもみえなくはないシンプルなデザインはいい感じ。コレクションしているアート展のトートバッグコレクションに加えとこう。

そしてクリコの刺繍エプロンを購入してみました。

その場でオリジナルを作ってくれるアイテムがあったりしてみんな何かしら購入している大賑わいでした。思いのほかゆったり鑑賞してしまったので、レストランはこの後の予定が迫って断念・・・。クリコ飲みたかった・・。

やっぱりキラキラ女子が多かったわー。

雰囲気真逆の世界へ

次の予定が迫ってきて、急いで地下鉄外苑前駅まで向かいます。

あまりにも世界観が違いすぎる次の場所です笑

ヴーヴクリコ展では荷物はクローク担当の方に預けなきゃいけないんだけど、きっと虎の応援バッドを預けた人はきっと私だけだろう。

どうしようか迷ったんだけど、お買い物したアイテムは念の為コインロッカーに預けておきました。

あんなにキラキラした世界とはベクトルの違う世界にいくのだから・・なんとなくね。綺麗にラッピングしてくれたこの世界観のお品物はこのまま整えておきたい気持ち。

さあ、初めての神宮球場、3塁外野席。

主人は生粋の阪神びいき、私は特別どっちのファンでもないのだが。名古屋在住時に野球観戦の面白さに目覚めてからは東京での野球観戦を楽しみにしていました。

だが、生まれて初めての外野席、しかも阪神戦の。・・ナメてたわー。

外野の虎ファンに圧倒されまくり。周りは8割がた男性でよく飲むわ!熱いわ!口は悪いが悪気はないわ、まあエネルギッシュだわ〜! そしてみんな立ち上がって見知らぬ同志で喜び合うのよね。

まだまだこの雰囲気になれない私は(今日の対極な二つの体験は面白いなあ)としみじみ思ったのでした。