次は古都センリス散策、シャンティイからセンリスまでバスで向かう。CDG空港に近くパリから日帰りできる穴場

シャンティからセンリスへ

シャンティイの散策を切り上げて、次の目的地センリスに向かいます。

路線バスでセンリスまで約30分

シャンティイの「生きた馬の美術館」の出口は、路線バス沿いなのでそばに停留所があり移動が便利。

ただ時刻表とか掲示されておらず、この時はバスも1時間に1本ペース。しかも時間通りに来ないので時刻表はあっても意味はないかもしれない。この日も20分くらい遅れてきました・・。

こちらの看板がバス停の目印です。近くにはツーリストインフォメーションもあるので、時間潰しに立ち寄るのもいいかもしれない。

遅延は日常茶飯事なので時間になっても焦らず大人しくバス停で待つことをお勧めします。「サンリス行」という表示がされたバスが来ますので、お目当てのバスは簡単にわかると思います。

30分ほど揺られると終点サンリスに到着。

今は使われていない旧駅舎を利用したレンガ造りの素敵なバス停です。ロータリーはバスターミナルに利用されていて各方面のバスがいくつか待機していました。

右の黄緑色のバスがシャンティイ=センリスで利用するバス

ちなみに帰りはパリには戻らずシャルルドゴール空港近くのホテルに一泊します。その空港行きバスもここから出発します。

古都 SENLIS

バス停からから歩いて10分ほどで古都エリアに到着します。

まだこの環状交差点のあたりは、今時の普通の街並みなのですが、信号を渡ると雰囲気がガラッと変わるのでわかりやすいです。

3世紀につくられた城壁が今も残る中世の小さな古都。古い石造建物と石畳に覆われた通りはタイムトリップしたような歴史を感じる街並み。

数々の映画のロケ地にも使われる街並み

かつての城壁だと思われる古いところどころ朽ちた石造に囲まれているのが古都エリア。素朴だけど歴史の重みも感じる、そんな独特の雰囲気があります。

歴史的建造物もあまり手を加えず残っているので映画のロケ地としてもよく知られています。有名なところでは「髪結いの亭主」とか。数々の歴史映画のロケ地になるのが行ってみるとよくわかります。

良い意味で歴史から取り残されている感じがあります。ちょっと裏道にはいるだけで、あっという間に中世の街並みになってしまいます。この城壁は今から2千年前ものだそうです。

ノートルダム聖堂

この小さな古都のランドマークは「ノートルダム聖堂」。12世紀頃から長い間増改築を繰り返してきたゴシック様式の聖堂です。

私のような個人単位の観光客しかいないから、のんびり静かで観光も歴史の雰囲気にひたり散策できます。パリ近郊でこんなに観光スレしていない場所があるとは・・!

写真を撮っても人が入りこんでしまうことがめったにないんです。(みな譲り合い)

増改築は時代によって建築様式が違うとか。そんな細かいところを見るのも楽しいです。

ツーリストインフォメーション

ノートルダム聖堂前にはツーリストインフォメーションもあり、日本語の資料も置いてあります。クーラーも効いてて少し涼ませてもらいました。気軽な雰囲気だったので入りやすいと思います。

宮殿遺跡と庭園

987年に、ここの王宮からフランス国王が選出されたとされています。その時代から存在していたと伝えられる宮殿跡。

その後“王家の街”として栄え、ルイ6世の時代に再建されたのが「宮殿遺跡」となっています。誰でも入れるオープンスペースです。

変に近代的な保存方法をとらず、自然な残し方が風景になじんでいます。あまり人工的な手を加えず丁寧にこのまま残してほしい。

この広場は近所にある高校生たちの憩いの場にもなっていました。

サンリスには面白い博物館があります。かつて近郊にスパイの駐屯地があったためスパイ博物館狩猟博物館。古都らしい考古学博物館など。ただコンデ美術館(シャンティイ)で長居してしまったため今回はもう時間オーバー、残念です。

数時間もいればひとまわりできるコンパクトな古都観光でした。空港からアクセスよく近いのもあるので足を伸ばしやすい場所でもあります。

なによりも治安も良く街の雰囲気ものんびりしていました。行きと同じバスターミナルで、CDG空港行きのバスを待ちます。ターミナルにいる運転手さんも親切で、バスを探してうろうろしていたら声をかけてくれて教えてくれました。そんなあたたかい街の印象です。

バス会社はRoissypole、さすが空港行きだとほぼ定刻でやってきてました。約30分で空港に到着します。