今日の宿は、日本でも屈指の人気を誇る温泉街「黒川温泉」にあります。
普段は温泉宿にチェックインすると、ほぼ館内でおこもりざんまい。だけど、ここはチェックイン後でも外に出かけたくなるような、とっても魅力的な温泉街でした。
黒川温泉一旅館
緑ゆたかな山々に囲まれ、三十軒の旅館が集まった「黒川温泉郷」。
高速道路からも駅からも遠い、田舎の温泉街です。
季節ごとに美しく表情を変える自然と、豊富なお湯が私たちの誇りです。黒川温泉郷では、三十軒の宿と里山の風景すべてを、
https://www.kurokawaonsen.or.jp/about/
「一つの旅館」として考えています。
それを表す言葉が「黒川温泉一旅館」。
歩いてまわれるくらい小さな温泉郷です。むしろ車種を選ぶようなか細い道路では車の方が不便かもしれません。
かつては秘境の温泉地だったようで斜面の多い川谷の立地では、いわゆるツアーの団体様は絶対受け入れられないくらいの規模の小さい旅館ばかり。でもそれがいい♡
この田の原川のうねったゆるいカーブに沿って多くの旅館が立ち並んでいます。
旅館からの指示どおりの道をレンタカーで向かいましたが、普通車でもこの道を走るのはまず大変でした。
黒川温泉のキーになる旅館「新明館」
いまの「山里の立地を活かした野趣に富んだ露天風呂」という黒川温泉のコンセプトのきっかけとなったという新明館。
三代目館主が手掘りでつくった洞窟風呂が有名です。
日帰り客の多さ
驚いたのが温泉街の街歩きを楽しむ人の多さです。
最初は「全部宿泊客なのかな?」と思い、宿の方に聞いてみたら、首から丸い杉の木でできた入湯手形をぶら下げている人はほぼ日帰り客とか。出かけた際に良くみているとほぼ日帰り客!しかもアジアから欧州まで外国人もかなりの多さにびっくりです。
黒川温泉 入湯手形 1500円
黒川温泉の旅館26ヵ所のなかからお好きな 3ヵ所の温泉を選んでご入浴いただけます。(うち1ヶ所は飲食やお土産に使うことも可能)8:30 〜 21:00まで。
使用済みの手形は、温泉街中心にある地蔵堂へ奉納される方も多いとか。
まだ新しそうな木の雰囲気が漂う入湯手形の数は圧巻です。
バックパッカーの外国人も多いですが、団体旅行のバスが日中はとにかくひっきりなしにやってきているそうです。この温泉街には停められないので遠くのほうに駐車場があるみたいです。
宿泊者としてはちょっと迷惑と思いきや・・・
活気のある温泉街というちょっとしたワクワク感(夏祭りみたいな)が楽しくて、お土産などのお店も切磋琢磨して素敵なショップで街が華やかなのでした。
まあ、夜は宿泊者だけの街になるもんね♪
パティスリー麓
素朴な温泉街の中にちょっとおしゃれな外観の洋菓子店、パティスリー麓。
イートインもできるようですが、軒先で食べ歩きしている人がたくさんで、ひときわ賑わっていました。
ガラス張りの中の工房で出来立てが仕上がるのをみていたらついつい買ってしまったシュークリーム。
びっくりするほど美味しくて、こんな秘境にこんな名店があるとは・・驚きです。
黒川りらっくまの湯
なんと、りらっくまだらけのカワイイショップもありました。
温泉につかったりらっくまがモチーフの「りらっくまの湯」は今のとこ日本全国で6店のみ、うち1つが黒川温泉にあるそうです。
黒川限定のお品物もあるそうで、入ってみたら見つけてしまいました。
趣味のご当地手ぬぐい集め。熊本の旅はこの手ぬぐいで決まりです。
温泉卵
街歩きしていると旅館の軒先で見かける温泉たまご。黒川温泉の源泉は熱湯なのです。
色々見かけましたが、無人販売で一律100円。
せっかくなので今日の宿泊先の「いこい旅館」の美人湯温泉たまごを買いました。
いこい旅館の温泉たまごは、持ち帰り用の手提げ袋とお塩にパックも準備してくれてました。卵は熱いから助かる〜。
なんで温泉たまごは味わい深いんだろう?美味しいので行ったら絶対食べるべき。
番外編
温泉地なら簡単に見つけられるこの「湯の花」。
実は岐阜が名産地って知ってました?