メナード青山リゾートをチェックアウトして、今夜の宿のある志摩方面へ向かいます。途中の道中にちょうどある伊勢神宮の別宮「瀧原宮」にせっかくなので寄る予定にしています。
しかしその道中、カーナビに導かれるまま車を走らせたら大変恐ろしい山道を通る羽目になってしまいました。ここ数年いや人生でも指折りの命の危機を感じたスリリングなものだったのでした。
(常に定位置は「助手席」の女目線のレポートなので少し大袈裟なのはご容赦を!)
県道・老ヶ野古田青山線
車に乗るといつも運転は主人任せ。ホテルからカーナビをセットして出発します。
数分ほど走ってナビどおり県道755号にはいります。
・・分岐にある「通行困難」の看板、もっと主張しといて!
この道は三重県が管理している県道なんですけど、進むほどにどんどんと異常な光景が。
(このgoogle MAPで見て、初めてきちんと道路に白線がひかれている事を知ったわ・・・)
このときの道路の状態は、車が走るとは思えない最低限以下のコンディション。道として全てが怖いのです。
- 異常な道の狭さ
- 右はすぐ崖。ノーガードレール
- 左はむきだしの排水溝、しかも落葉で見えない
- タイヤが大きく乗り上げる大きさの落石多数
うちの車はどちらかというと車幅のあるほうなので、ほんと泣きそうに。
最初のうちは面白がってスマホで動画を撮っていたのですが、だんだんと恐ろしくなってテンションもダダ下り、「動画なんか撮っている場合じゃない」と悟り、そして無口に・・。
↓よろしければ動画をどうぞ。(無音・再生速度はノーマル・約2分)↓
もう道路なのか登山道なのかわからないくらいの荒れよう。ガイドである白線も見えずどこまでが道路かも分からず、本気で崖に落車をするのでは?という恐怖とずっと戦っていました。
助手席側のドア側は山ですが、大胆にはみ出た枝葉がガサガサずっと車体を擦っています。
二人でガタンゴトンと揺れる車内で体は硬直、ずっと無言です。運転している主人もかなりレアな体験でしんどかったそうです。対向車が来なかった事が唯一の救いです。
このような道を約1時間半も耐え、この恐ろしい老ヶ野古田青山線をようやく通り抜きました。
ちまたではこのような県道は「険道(けんどう)」と。国道は「酷道(こくどう)」と呼ぶそうです。
メナード青山リゾートでもらった地図にも、こっそり注意書きが書かれていました。まんまとうちのナビは紫の注意書きの通りに。
しかし狭い山道って簡単な言葉じゃ足りないよ!!
伊勢神宮の別宮「瀧原宮」には夕方に到着できたのですが、そこにたどり着く半分以上は「険道」&「酷道」でした。もう三重県の山道には一生近づくまい。もう懲り懲りです。