武蔵御嶽神社に参拝したあとは、今日の宿へチェックイン。
武蔵御嶽神社の宿坊
神社の周辺には、宿坊が約20件ほどの宿坊があります。
昔からここで参拝者をお世話する宿坊を営む方は、代々続く神職の家系でもあるそう(御師集落というらしい)。今でも宿の仕事とは別に、定期的に神社でお勤めをされるのだとか。
宿坊 能保利(のぼり)
宿坊選びは、いくつか空室があった中から、食事が1番美味しそうだな〜と思って「能保利」に決めてみました。
150年続く宿坊ですが2010年に改装しています。「宿坊」というイメージより少人数対応の旅館みたいな感じ。実際に滞在し利用してみて雰囲気とかもまさに旅館っぽい。
大きいストーブで、建物内はあったか。
新館・和室
お部屋は本館と新館があり、さらにトイレありなしで微妙に値段設定が違いました。新館のトイレ&洗面所付きの部屋にしました。
新しさをいまだに感じられる手入れされた綺麗な和室です。
窓からは御岳山の自然だけ。夜になると木々の隙間から下界の夜景を見下ろす風景でした。小さいテレビがあったけど結局ほぼつけなかったな。
アメニティは少数です。タオルセットとハブラシ、ゆかたと羽織のセットがありました。
大浴場
お風呂は大浴場になります。この日は宿泊人数が少なかったので、いつでも入れるというわけでもなかったようで希望の時間帯に合わせて適温にしてくれました。
地下にお風呂はあります。
温泉ではありませんが、大きな浴槽に大きな窓が気持ち良い。たださすがに全開するのは寒いので少しのぞいた程度にしておきました。お湯もちょうどいい加減でこの温度はお気に入り。
館内では脱衣所が1番寒かったけど湯上がりは過ごしやすかった。ドライヤーはここにしかないので利用させてもらいました。
夕食・山の幸づくし
夕食は広間でいただきます。
宿坊とは思えない広さで、神楽などの披露や催しも定期的に行われているみたいで記念の看板?みたいなものがずらりと飾られています。
こんにゃくは、この辺りの名物料理。これも自家製のこんにゃくだそうです。前菜はお野菜中心でヘルシー。火入れしているのは厚揚げと野菜の焼き物です。
ごまだれがたっぷりかかった里芋の煮物。上品で美味しい。
茶碗蒸し。
川ますの朴葉味噌焼き。
海老天入りの天ぷら盛り合わせ。
粟入りのごはん。久しぶりに食べたけど、雑穀いりのごはん、やっぱりいいな。
最後はとろろごはんにします。
デザートのリンゴは、実家を思い出すほっこり感。
全体的に野菜尽くしのヘルシーな夕食です。私はお腹いっぱいだし好きな感じの料理で大満足。主人はお肉とかないけどどうかな?と思ったけど、しっかり満腹になったみたい。
節分の夜のお夜食
「節分の夜なので」と、福茶(節分の縁起物のお茶)をお部屋に差し入れてくれました。豆まき後の豆をこれでもかっ!とたっぷり入っていて、初めて飲んだけどとても美味しい!
そして夕食から戻ると、布団を敷いて下さってたのですが、なんと布団の中に湯たんぽがセットされていました。これがあったかいんだ♡
雪の朝
朝、窓を開けると雪が降っていてびっくり!
昨日の夕食のときも「明日はロックガーデンに行きます!」とか「荷物を預かってください!」とか会話していて、「良いですね〜」なんて呑気な会話をしていました。
観光案内所でプランの確認していたときも一言も雪というワードも出てきなかったのに・・。現地の方々の誰もが雪が降るとは思ってもいなかった不意打ちの天気のようです。
朝食
朝食も大広間で。雪は弱くなったものの相変わらず降り続けてます。
湯豆腐と焼き魚の和朝食。
煮物がたっぷりで食べ応えありました。ごはんは朝も粟ご飯。
コーヒーも置いてありました。嬉しいサービス。こういうところなどちょっと気が利いていて宿坊じゃないみたい。
大広間には神棚があり、節分の儀式がとりおこなわれた名残を発見!(昨夜の夕食時にはなかった)
今日の予定は全部中止してすぐケーブルカーで下山することになったけど、雪景色の神社参道や宿坊などやレアな体験ができました。