愛知県にこんな素晴らしい温泉地があったとは・・・!!と、温泉の素晴らしさに感動した湯谷温泉に4ヶ月ぶりに再び行ってきました。
今回は、この辺りで幅を利かせている(多く旅館を展開している)ように感じた「はづグループ」の宿に行ってみることにしました。
湯谷温泉
この地に4旅館「はづグループ」
両手で数えるほどしか宿がない、こじんまりとしている湯谷温泉ですが、「はづグループ」が運営している旅館は実に4つ。湯谷温泉の半分くらいは「はづグループ」の旅館です。
各旅館もそれぞれ個性があってお値段もバラエティ豊か。
今回は落ち着いた雰囲気で、目の前の宇連川の板岩の景色がよい好立地にある「はづ 別館」の予約をしてみました。
JRの湯谷温泉駅から徒歩2分の好立地。
無人駅、改札も切符売り場もない。
電車は1時間に1本程度しか止まらない、のんびりした駅です。線路に近い立地だけど、むしろ旅情も感じられうるさいと思うことはありませんでした。
はづ別館
なかなか懐古ロマンあふれる佇まいの建物です。全14室で、このあたりでは部屋数多い旅館なくらいです。
忌野清志郎もご贔屓の宿
忌野清志郎さんは生前、趣味の自転車でのツーリングの折に、また体を壊してからは頻繁に湯谷温泉にこられていたそうです。
なかでも定宿は今回泊まる「はづ 別館」。
田舎の民芸風の古き良き雰囲気が好きだったのかもしれません。売店にはグッズが販売されていたり、イラストをみることができたり、宿との縁の深さを感じられました。
たしかに館内全体にある民芸の雰囲気は、どこか大胆で力強く男性好みかも。こじんまりして開発されすぎてない温泉郷の景観や時間の流れ方も気取らない感じなのが清志郎さんとなんとなくマッチする。
ロビーの囲炉裏には、清志郎さんが描いた味のある絵画やスナップ写真、取材された記事の切り抜きなどが飾ってあるミニコーナーがありました。見れるのは訪れた人だけの特権♪ぜひ訪れて見てください!
古民家風の建物と家具が窓からの景色とぴったり。宇連川の対岸は深い林で人工物はほぼ見えません。
川の音ととんびの鳴き声、たまーに通るローカル線の電車の音がたまんないわ。
101号室
予約した部屋は、二間続きの民芸調のお部屋(トイレ洗面あり)。予約サイトではこんな大雑把なカテゴリー分けだったのでどんな部屋なのか直前までわかりませんでした。
古い旅館って建て増しやリフォームが加えられてるので部屋も個性豊かだから、どんな部屋か客室ガチャ感があります。
案内されたのは101号室。
偶然にもこの部屋は忌野清志郎さんお気に入りの部屋だったそうです。
15歩で温泉大浴場へ
館内で一番川に近い(低い)フロアにある唯一の部屋。そして二つある大浴場のひとつがすぐそばにあります。玄関開けたら15歩で温泉です!
川に一番近いので、部屋の眺めも迫力があります。
二間続きなので二人だけだと贅沢な広さ。部屋のひとつはテーブルやテレビのある普通のお部屋。
テービルに置いてあった壺にはお茶請け。一瞬チョコレートかな?と思ったらお漬物でした。菊芋というものみたいです。これ、主人が気に入っちゃって購入していました。珍しい。
そして、もう一つのお部屋は・・・
リラックスチェアだけの贅沢な部屋。背中の後ろのでっぱりは囲炉裏のようです。
この景色を眺めながら、さわさわと流れる川の音を聞きながら、だらっと過ごしていました。建物は古いので人の歩く音がたまに聞こえたりしますが、適度になら何だか温もりを感じるものです。
部屋にある洗面台は新しく備品も充実していました。部屋によってはない部屋もあるそうですが、やっぱりあると便利。