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Christian Dior : Designer of Dreams
公式メルマガで知ったパリで開催されたクリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ展の舞台裏ドキュメントムービーは約1時間の見応えのあるものです。
実はこの展示を、2017年夏に訪れていたパリで実際に見てきました。diorの本拠地パリなのでもちろん世界初公開。
夢のクチュリエ展、2017年夏にパリで鑑賞
本当に夢のという言葉がぴったりの展示でした。パリ装飾美術館で開催された展示を振りかえってみようと思います。
始まってからそれほど日にちが経っていなかったので、パリ装飾美術館には平日の午前中でも外には大行列でした。10代の子〜シニアまで、ハイファション〜ご近所カジュアルな方まで。実に幅広かったのが意外でもありフランス人の芸術にかける水準の高さを感じました。30分程でようやく入場できました。
2017年の初夏のパリは日差しも強くて夏の暑さがなかなかしんどかったです。
チケット 11€
仮縫いトワルの圧巻展示
ディオール誕生70年。記念長い歴史を記念するこの展示に、ふさわしい贅沢な広さの会場に様々なテーマのコーナーがありました。
中でも大人気だったここは、360度ぐるりと天高く並ぶシーチングで作った仮縫いトワル展示。天井と壁に鏡が設置され、隅々まで仕事ぶりをみることができます。
仮縫い生地のシーチングのカラー、アイボリーで統一された空間は幻想的でもあってムービー撮影する方々がたくさん。
職人さんの実演スペースもあり皆さん気軽に質問していました。
トワルに書き込まれたメモなどはデザイン途中の当時の様が見て取れます。この襟のぐるぐるはレースのイメージかしら。
カラー別の展示
カラーごとにディスプレイされた展示なんかもありました。ありとあらゆる製品がこれでもかっという密度で展示されています。これができるのは膨大なストック品があるんだろうなと想像できる。
バブル時代のコスメや香水なども懐かしい!コンセプチュアルなミニチュアなども作られてカワイイ。
そしてディスプレイはコラージュ作品のようで、いい意味で常軌を逸した気が遠くなりそうな細かさがあった。
ボールルーム
パリコレにもよく登場するパリ装飾美術館のこの広間には、舞踏会(古い笑)さながらの圧巻のドレス群。
ときおりプロジェクションマッピングで照明や場の雰囲気が変かわります。
うっかり平服で場違いなとこに迷いこんでしまった・・そんな錯覚をしてしまう華やかな雰囲気です。膨大なドレスを間近で見れられるのもあり、ここだけでも1時間以上は滞在したかも。
歴代デザイナーたちのアトリエ
そして歴代のデザイナーごとに展示したアトリエ風コーナー。廊下のような細長いスペースに順に展示されていて、その道のりの長さはまさにディオールの歴史の長さ。
作品と貴重なスケッチ、スナップなどがムッシュディオールから続いていきます。個人的にはジョン・ガリアーノ時代が好きなのでそこは時間をかけて鑑賞しました。フランス語が読めないのが悔しい。
そしてアトリエ風コーナーの最後を抜けると、新デザイナーに就任したばかりのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の大きなアトリエに続くのです。
切り絵風の白い紙細工のような装飾があふれた繊細なファンタジー空間。発表された新作が並びます。触れられはしないけど、繊細な手仕事がビシビシ伝わる距離感が贅沢。
手間暇かけた装飾に気が遠くなりそう・・。
新生ディオールの世界観を堪能して展示は終わります。
オフィシャルグッズの購入
トートバッグ
最後に隣接のミュージアムショップで図録と記念のトートバッグ(65€)を購入。
海外の展覧会はグッズ展開がさっぱりしていている。周りを見渡してもグッズを買い求めるパリジェンヌはいなくてなんだかあっけない。
トートバッグはいつもファッション系展覧会の記念として買っています。だいたいどこの展覧会でも発売されている定番品。お手頃で実用的なので今回もしっかりコレクションしておきました。
IN THE WORLDと世界地図のプリント、フランスから日本にもしっかり矢印が向いてますね。これは日本に巡回されるということか!
パリで見て日本でも見てみるという体験ができそう!
ところで、ロンドンのV&A美術館に巡回したそうですが、そちらでも別のデザインでトートバッグも発売されていたようです。
こっちのデザインの方がオフィシャルっぽく見えるような・・世界各国の巡回展でいろんなデザインのものが発売されるのでしょうか?ウォッチするのも面白いかも。
日本に巡回することがあったら、足を運んで日本版のトートバッグ欲しいなあ。
ようやく東京都現代美術館で5年後の2022年12月にようやく日本に巡回! キリの良い75周年記念となりました。